衝撃事件の核心

「韓国マスコミに褒められたかった…」と靖国爆発音事件の全昶漢被告 母親は「一族に反日思想はいない」と言うが…

靖国神社爆発音事件の全昶漢(チョン・チャンハン)被告
靖国神社爆発音事件の全昶漢(チョン・チャンハン)被告

「注目されることが幸せだと思っていた。反日感情や靖国神社への否定感情はなかったが、韓国のマスコミで称賛されると思い、靖国神社に爆発音装置を仕掛けることを決めた」

靖国神社(東京都千代田区)のトイレに火薬入り発火装置を仕掛けたとして、建造物侵入や火薬類取締法違反罪などに問われた韓国籍の無職、全昶漢(チョン・チャンハン)被告(28)は、22日に東京地裁で開かれた公判でそう述べ、自らの犯罪を「思想的背景を持ったテロ」ではなく、他者に認められたいとの欲求に基づく「愉快犯」だったと位置づけた。

一方で、全被告の言葉は図らずも、「たとえ犯罪であっても反日行為は愛国行為であり、称賛される」との意識を一部の韓国人が持っているという事実を改めて知らしめた。こうした意識の背景には、長崎・対馬の寺院から仏像を盗んで韓国に持ち帰った犯人を英雄視するなどしてきた一部の韓国世論の病理性があるといえそうだ。

全被告は逮捕後の取り調べの初期段階で、「A級戦犯の合祀や首相による靖国参拝などの不満があった」と供述。検察側も初公判時の冒頭陳述で、犯行動機として、こうした反日意識を指摘した。

しかしこの日の公判で情状証人として出廷した全被告の母親は「息子が事件を起こすまで私は靖国神社の存在すら知らなかった。私の一族に反日思想の持ち主はおらず、むしろ日本は旅行に行くくらい好きだった。息子が反日思想を持っていた様子はなかった」と証言した。

高校卒業後、軍隊に入隊し、電気関係の任務に就いていた全被告。事件当時は退役して無職で、一日中インターネットを使う生活を送り、孤独だったという。ただ、反日団体に所属するなどした過去はなく、実際に取り調べの後半では「歴史に名を残す英雄的行為をしたかった」「劣等感があり、他人に褒められたかった」などと承認欲求に基づいた犯行だったと示唆するようになっていた。

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