タノシーゼ! (太田プロ所属) ★結成・2014年 ★ツッコミ担当・江口卓也(29) ★ボケ担当・東朋宏(40)
週末がお休みのくらぼん先輩に代わって、きょうは、くのいちが担当します。今回は「『ライフエンジョイナー』の新しい肩書を作る!!」と、日常生活に笑いを届ける「タノシーゼ!」を紹介します。
--コンビ結成のきっかけは
東「アルバイト先が一緒でした。兄貴(東貴博、46)がオーナーをやっている『浅草MJ』というもんじゃのお店で、(開店してから)6年経っているんで…」
江口「出会って5年、コンビを組んで2年半ですね」
東「2015年の」
江口「1月でしたね」
--もともと違うコンビを組んでいた
東「はい。今回のコンビ結成は6回目くらい」
江口「ぼくは4回目ですね」
--どちらが声を掛けた
東「僕です。彼は、すごいお客さんのおばさんウケがいいんです。すぐ仲良くなるんです。これはおばさんのファンがつく、と思って声を掛けました」
江口「僕、おじさんに、すごい怒られるんですよ。生意気に見えるみたいで、おじさんには嫌われています(笑)」
--東さんの誘いに江口さんは即答で快諾した
江口「はい。芸歴も年齢も違うのに、ずっと(当時組んでいた)コンビのことや、ネタのことで相談に乗ってもらっていたんです。お人よしなんで、何でも相談にのってくれて」
東「時間があるんで」
--年齢が11歳下の人から「お人よし」って言われる関係ってすごい!!
東「ほんと、なめられているんです(笑)」
江口「怒らないんですよ」
東「親父(昭和を代表するコメディアン、故東八郎さん)の影響ですね。テレビでしか見ていませんが、昔は先輩から怒鳴り散らされたり、灰皿を投げられたりしていたようで…。(萩本)欽ちゃんが親父の後輩で入ったとき、『東さんは一切、乱暴なことをしなかった』と。後輩に何でもしていいっていうのは、先輩じゃないっていうのがあったんでしょうね。そういうのを見聞きしていると、自分もそうならないと、と思いますね」
--親父の背中を見ていた
東「はい」
--江口さんがお笑いの世界に入ったきっかけは
江口「生まれが九州で、悪いことをするたびに親から『吉本に連れていく』って言われていました。ある日、どういうことか聞いたら、『寛平ちゃんみたいに、かい~のって人前でやるんだ』って。それが仕事になるんだって思って、芸人になることを決めました」
--コンビ名の由来は
東「その中にはお笑いも入っています。楽しいことを、とにかくやりたい。目指しているのは芸人ではなくて『ライフエンジョイナー』って肩書を作りたいんです」
江口「新しいジャンルを」
東「その中にはお笑いも入っています。子供を2人、幼稚園に連れて行ったときに、仕事で疲れているのか、暗いお父さんがいると悲しくなる。一生懸命働いているんだろうけど、子供の前でそんなに暗い顔をすんなよって思うんです。自分たちができる楽しいことをやっていきたい」
--江口さんは2013年に1年間、毎日、亀田製菓のハッピーターンを配っていた
江口「そうなんです。自分から亀田製菓さんに電話をして相談したら、(商品を)送ってくださって。1日1人に配りました。広報の方に『よく続きましたね』って言われました。100日も達成できないと思っていたみたい。平均3時間、粘った日は6時間くらい配っていました。台風の日は苦労しました。誰でもいいってわけではなくて、きょうが女性なら明日は男性って考えたりしていましたから」
東「でも、女性の比率が多かったよね~。ナンパも少しはあるんじゃない」
江口「いや、それは…」
東「『ハッピーターン』にかこつけて、こういう企画やってるんですって言ってたんでしょ」
江口「すげぇ、入りやすかったんですけどね」
--このお笑い芸人企画も365日連載を掲げています。365日、ハッピーターンを配って得た財産は
東「たまには撮りためと同じようにしたらって言ったんだけど、それは嫌だって言うんですよ。変なところで九州男児が出てきちゃって」
江口「そこは曲げなかったですね。また、やりたいんですよ。最終的に僕が幸せになればって思ってやっていたんです」
江口・東「幸せがターンしてくればってね」
江口「結末を結婚とか、本当のハッピーで終わらせようと思っていましたが、うまくいかず…。まぁ、皆さんと出会えたってことが財産です」
26日に東京・西新宿のハーモニックホールで開かれる「太田プロJr・ライブ」で所属事務所の同僚と笑いを競い合う。
東は8月5~7日に品川区のスクエア荏原内ひらつかホールで開催する兄、貴博がプロデュースする「海の家の物語」にピン芸人のはなわ、お笑いコンビのハマカーンらと出演。2部構成の舞台で、1部が芝居、2部でバラエティーショーを上演する。