6日午前1時16分ごろ、千葉県松戸市竹ケ花のJR常磐線北松戸-松戸駅間で、我孫子発松戸行きの上り普通最終電車(10両編成)が、レール上に置かれていた除草剤散布の機材運搬用の台車と衝突した。衝突前に運転士が非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。
乗客27人にけがはなかった。乗客は乗務員の誘導で電車を降り、400メートル先の松戸駅まで線路の上を移動した。
その後、レール上の台車を撤去し、電車や軌道にもに異常がないことを確認。午前3時半ごろ、事故車両を移動させ、常磐線は6日始発から平常通り運行している。
JR東日本東京支社によると、台車は夜間の除草剤散布の作業のためレールに置かれていたもので、現場周辺にはグループ会社の作業員2人が待機していたという。同社は作業員の連絡ミスなどの可能性も含め事故の原因を調べている。