その他の写真を見る (1/2枚)
妄想が趣味のOLと、人の心を読むテレパス能力を持つエリートの恋愛を描いたコメディー「高台(こうだい)家の人々」(土方政人監督)が4日、全国公開される。「団地」でも正体不明の青年を好演した斎藤工(34)が、天真爛漫(らんまん)な木絵(綾瀬はるか)によって人間性を取り戻す光正を印象深く演じている。
主人公の木絵は、妄想癖を持つ地味なOL。新しく配属された名家・高台家の長男、光正を早速、王族の青年にしたり、牛丼店の店員にしたりと妄想で遊ぶ。すると、いつも無表情な光正が突然、吹き出し…。
斎藤は「テレパスじゃないけど、僕らもインターネットで残酷な言葉にさらされている。だんだん無表情になっていく感覚は、よく分かった。非常に現代性がある作品だと思います」と語る。