田代まさし氏、今なお誘惑…血液検査で採血「『これが覚醒剤だったら』って唾出ちゃう」

薬物依存症について語った田代まさし氏
薬物依存症について語った田代まさし氏

 覚せい剤取締法違反で懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた元プロ野球選手の清原和博被告(48)について、同じく著名人の薬物事件として世間を騒がせた田代まさし氏(59)が1日放送のテレビ朝日系「グッド!モーニング」(月~金曜前4・55)のVTR取材に対応。「薬物依存症はそんなに甘くない」と話した。

 田代氏は覚醒剤の使用で過去3度逮捕され、計7年間服役。現在は薬物依存者の民間リハビリセンター「日本ダルク」のスタッフとして働く。

 今後、清原被告の更生に注目が集まるが、45歳だった2001年に逮捕された後、04年、10年と再犯した田代氏は「裏切った人たち、家族のために、本当に薬をやめなきゃって思ったんですけど、人のためにやめることがすごくプレッシャーだったり、(芸能界に)戻れないもどかしさとか、焦りとか…そういうジレンマがどんどん逆の方向に働いていって、また薬を使ってしまった」と振り返った。

 田代氏は、著名人だからこその誘惑もあったといい、「イベントとか出て、握手会とかをやっているときに、握手したときにパケという小さなビニール袋に覚醒剤が入っているものを手渡されたり」と具体的な状況を話しながら、「ものを見ちゃうと、本当に心ではやめようと思っているんですよ。でも、そのときに何を考えるかというと、『これ、捨てちゃおうかな』と思うんだけど、『1回ぐらいなら』『この1回でやめよう』とかって思っちゃう」と揺れ動く心情を明かした。

 「まったく違う世界に行かないと、なかなかやめづらい」と断言した田代氏。5年以上、覚醒剤から離れていても、今なお続く薬物の誘惑に戦っているといい、「ダルクの配慮で健康診断に行かせてもらって、血液検査で採血したときに針が血管に入っていく瞬間。『うわぁ』ってもう唾が出ちゃう。脳が反応しちゃう、『これが覚醒剤だったらなぁ』って」と赤裸々に告白した。

 田代氏は「回復しているように見えるかもしれないけど、まだ(覚醒剤を)やりたいと思うし、薬物依存症はそんなに甘くないですよ」ときっぱり言うと、100%覚醒剤をやらない自信は「ない」と明言。「(覚醒剤を)使っていたときの夢とか見ちゃうし」と抜け出す大変さを語った。

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