加納宏幸のアメリカを読む

トランプ化するクリントン氏 現代のニューディール政策?

 米共和党の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)が大統領選の党候補指名を確実にし、11月の本選は民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)との戦いとなる公算が大きくなった。トランプ氏よりも格段に現実的な路線を歩むと信じられているクリントン氏。マイノリティー(少数派)への対応や移民問題といった社会政策の面では水と油だが、経済政策では「Trumpism」(トランプ主義)に近付く兆候が現れている。

クリントン氏の「失言」

 南部ウェストバージニア州は米東部から南部に向けて縦貫するアパラチア山脈の中程に位置する。石炭産業の衰退で打撃を受け、全米でも貧しい州に数えられる。その州で10日に実施された民主党予備選を制したのは、8年前の候補指名争いでバラク・オバマ米大統領(54)に圧勝したクリントン氏ではなく、バーニー・サンダース上院議員(74)だった。

 米メディアは、クリントン氏の炭鉱労働者に関する「失言」が響いたと分析する。3月の対話集会で「多くの炭鉱労働者が職を失う。そうした人々を忘れない」と述べたのだが、前段の部分だけを取り上げられトランプ氏から失業を容認しているとして集中攻撃を浴びた。

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