尼崎朝鮮学校の賃料たった年260万円 市、28万円から値上げも標準の10分の1

 兵庫県尼崎市が半世紀にわたり、学校法人「兵庫朝鮮学園」(神戸市垂水区)に尼崎朝鮮初中級学校(尼崎市西立花町)の用地として、年間約28万円という格安で貸していた市有地約7850平方メートルについて、市と法人が年間約260万円の賃料とすることで賃貸借契約を更新していたことが24日、分かった。

事実上“無料”100分の1 →“値上げ”でも10分の1

 平成37(2025)年度末までの契約。市はこの市有地の標準賃料を年間約2600万円と算出しているが、今後10年間、標準賃料の10分の1の賃料が維持される見通し。市は「いきなり標準賃料の支払いを求めると学校経営が成り立たないため、協議の結果、今回の金額に落ち着いた」としている。

 産経新聞が情報公開請求で入手した契約資料によると、契約は4月1日付で、期限は38年3月31日。賃料を年間258万9855円とし、法人側に年4回に分けた納付を求める内容になっている。

 契約に合わせて市長と法人理事長との間で交わされた覚書には、更新された賃料は「経過措置」であることを明記。市と法人は継続的に標準賃料での契約に向けた協議を続け、37年度末までに賃料を見直す取り決めになっている。

 市有地をめぐっては、市が昭和41年以降、10~20年ごとに契約更新しつつ、年間約28万円という破格の賃料を維持。今年3月末の契約期限を前に、年間260万円に賃上げする交渉を進めていた。

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