22日午後6時10分ごろ、神戸市中央区加納町の山陽新幹線新神戸駅で、線路内に男が立ち入っているのを駅員が見つけ、110番した。駆けつけた兵庫県警葺合署員が新幹線特例法違反の疑いで、岡山県備前市日生町日生の漁師の男(53)を現行犯逮捕した。「ホームを間違えたので線路に下りた」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は同日午後6時5分ごろ、新神戸駅上りホームの安全柵を乗り越え、線路内に立ち入ったとしている。
同署によると、男は神戸市から備前市に帰宅途中。乗車予定の列車が向かいホームに停車したのを見て間違いに気づき、線路に降りて停車中の列車の前を横切った。男は泥酔状態だったという。
JR西日本によると、このトラブルで山陽新幹線は上下7本が最大9分遅れ、約4千人に影響した。