落語家、林家木久扇(78)が27日、東京・日本橋高島屋で行われた日本テレビ系番組「笑点 放送50周年特別記念展」(5月9日まで)の開会式典に出席した。
同番組の司会を務める桂歌丸(79)が22日の会見で「そろそろ(引き際を)考える時期にきている」と発言したことについて、木久扇は「新聞で読んでビックリした」と目をまん丸に。「自分で区切りをつけちゃいけないと思うんですよ。追い込まれていっちゃうから」と案じた。
そして「今度お会いしたら、歌丸師匠に直に言おうと思います。自然に見ている人が衰えたな、と感じてきたり、番組も数字が取れなくなったりしてきたときに、じゃぁ、新しい人をってなっていく。お一人で決断しちゃいけない。自分で自分を片付けちゃうなんて。元気なんですから」と盟友を思いやった。
報道陣から「歌丸さんの後に司会者をするつもりは?」の問いに、「全然ない」とキッパリ。「面白いことを言う組み立てがなくなる。最初からやっている味やムードが、ね。進行係になって全体を掌握するのは心にも思っていない。ずっと面白いことを言う側にいたい」と、自身にとって47年目の「笑点」の立ち位置を明かした。