手賀川17歳突き落とし 住居指定、日常的に暴行 渡辺被告に懲役2年求刑

 柏市の手賀川で会社員、佐藤龍太さん(17)=我孫子市布佐=が橋から落とされ死亡した事件に関連し、監禁などの罪に問われた元同僚の無職、渡辺真純被告(21)=我孫子市湖北台=に対する初公判が22日、千葉地裁(林寛子裁判官)で開かれた。罪状認否で渡辺被告は「間違いないです」と起訴内容を認め、検察側は懲役2年を求刑し、即日結審した。この事件をめぐる公判は初めてで、佐藤さんが長期にわたって住む場所を指定されるなどした上で、日常的に暴行を受けていた経緯が明らかになった。

 起訴状などによると、渡辺被告は1月4日午前3時半ごろ、主犯格で小中の同級生だった岡田潤太被告(21)、元同僚の小島庸平被告(22)=いずれも傷害致死罪などで起訴=の2人とともに、佐藤さんを乗用車に押し込み監禁。手賀川河川敷で佐藤さんの顔を殴り、川に落とすなどしたとしている。

 佐藤さんは数時間後に手賀川の別の場所に落とされて溺死したとされるが、渡辺被告はこの部分について罪に問われていない。

 冒頭陳述などによると、佐藤さんは昨年3月ごろから小島被告と我孫子市内で同居させられ、暴力をふるわれていた。その後は岡田被告方に住み、岡田被告からも暴行を受けていた。佐藤さんは12月ごろに逃げ出したが2人に見つかり、今度は佐藤さんの父の家で暮らすようになった。

 佐藤さんは小島被告の金品を盗んだなどとして2人から金を払うよう迫られ、同月15日に給料から分割払いをする約束をしたが、佐藤さんが翌16日に仕事に遅刻したため2人は激高。同日、渡辺被告を誘って勝浦市の海岸に行き、佐藤さんに暴行を加えた上、海に全裸で入らせたり土下座させたりした。暴行は岡田、小島被告が中心で、佐藤さんが死亡した翌年1月4日も同様だったという。

 被告人質問で渡辺被告は、佐藤さんが初めに手賀川に突き落とされた後で「次は橋から飛べ」などと言われ、「寒いから無理」などと答えたため、車のトランクに乗せて小島被告の自宅に連れて帰り、風呂に入らせたと説明した。

 渡辺被告は「佐藤さんとは友人だったが、岡田と小島の言うことに逆らえなかった。怖かった」などと話した。林裁判官が「(逆らえば)自分に矛先が向くという気持ちはあったのですか」と質問すると「ありました」と答えた。

 検察側は論告で、「年下で立場の弱い被害者を呼び出し、犯行に及んだことは卑劣で悪質。岡田、小島両被告に安易に同調した」と断罪。弁護側は「極めて従属的で、顔面を平手で殴るなど行為自体は軽微。深く反省している」として執行猶予付きの判決を求めた。

 渡辺被告は「龍太君の遺族に大変申し訳ない。社会復帰したら、龍太君の分まで背負ってまじめに働きたい」などと述べた。判決は5月17日。

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