自民党が夏の参院選の比例代表候補をインターネット投票で選ぶ「『オープンエントリー』プロジェクト2016」で、最終候補者「ファイナリスト」12人の8日までの総得票数が5千票に達していないことが11日、分かった。平成25年の前回参院選では自民党の比例代表の最下位当選は7万7173票だっただけに、苦しい船出となっている。
プロジェクトは多様な人材の発掘が狙いで、候補者をネットなどで募集し、最終選考もネット投票。選挙権年齢の「18歳以上」への引き下げを見据え、ネットユーザーの多い若者を取り込む狙いもある。458人の応募者から最終候補者として33~58歳の12人(男女各6人)が選ばれた。
4月1日から5月9日まで自民党ホームページ上で投票が行われており、今月13日には党本部で候補者による公開討論会を開催する。最終的な投票結果は5月11日に発表され、最高得票者が参院選比例代表候補として公認される予定だ。