法曹関係者巨人ルールは「賭博そのもの」 年間1100万円にも 球界現金授受問題

巨人は16日のヤクルトとのオープン戦前に、“声出し問題”の発覚後では初めて円陣を組んだ
巨人は16日のヤクルトとのオープン戦前に、“声出し問題”の発覚後では初めて円陣を組んだ

 ソフトバンクが16日、試合前の円陣で声出し役を務めた選手が、勝利後に他の選手から1000円ずつ受け取っていたと発表。14日に夕刊フジなどが巨人選手が試合の勝敗に絡む金銭授受を行っていたことを報じて以来、発覚したのは阪神、西武に続き4球団目となった。だが、この問題をひとくくりにするのは誤りだ。勝てば声出し役がご祝儀を得るのは全球団共通だが、これは賭博には当たらない。巨人での負けると声出し役が他の選手に金銭を払う独自ルールが、完全にアウトなのだ。 (笹森倫)

 巨人はこの日、ヤクルトとのオープン戦(神宮)に臨み、問題が発覚して初めて試合前のベンチで円陣を組んだ。スタンドから好奇の目と無数の携帯電話のカメラが向けられる中、主将の坂本が声出し役を務めた。もちろん、昨秋の野球賭博問題以来、金銭の授受は行っていない。

 巨人に端を発する波紋は、他球団に続々と広がったがローカルルールは次の通りだ。

 この日、球団の調査で判明したソフトバンクでは、3連勝、5連勝など節目での連勝を飾った場合、声出し役が他選手から1000円ずつ受け取る。15日に発覚した阪神では声出し役が他選手から受け取る祝儀額が、3連勝で5000円、4連勝で1万円、5連勝で1万5000円と5000円ずつ増える方式。同じく西武では声出し役に他選手が「4連勝、5連勝したら1人1000円出す」(鈴木球団本部長)。この3球団とも対象はベンチ入り野手に限定されていた。

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