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大相撲春場所2日目(14日、エディオンアリーナ大阪)2場所連続優勝での横綱昇進を目指す大関琴奨菊は、関脇嘉風を押し出して連勝とした。
琴奨菊は立ち合いで鋭い出足を見せ、前に出た。右に出て圧力をかわそうとした嘉風にしっかりついていき、突きを出して土俵際へ。最後は豪快に押し出した。
立ち合いで嘉風に低く入られ、まわしが取れなかったが「しっかりと当たれているので、問題なかった」と、動いて圧倒。「足がよく動いて、前に出る自分の相撲が取れている」と納得の表情で支度部屋に引き上げた。
その他の取り組みでは、横綱日馬富士が平幕隠岐の海を上手投げで下し2連勝。初日に黒星を喫した横綱白鵬は、平幕琴勇輝を押し出しで下して白星。横綱通算勝利数を671勝とし、北の湖を超えて歴代1位となった。同じく黒星スタートとなった横綱鶴竜も平幕高安を押し出して連敗を免れた。
「琴奨菊はどっしりとした重みがあり、相撲に迷いがない。足が出ているから、いなしにもついていける。白鵬は初顔の相手だが、まだそうはいかんぞという気持ちだろう。これで土俵がやっと締まってきた」