養殖マグロの卸売りへの投資を持ちかけ現金をだまし取ったとして、兵庫県警西宮署は2日、詐欺容疑で、大阪府豊中市向丘、軽油販売会社社長、足利比佐雄容疑者(59)と男1人を再逮捕し、別の男を逮捕したと発表した。足利容疑者は容疑を認めているが、2人は「知らない」と否認しているという。
逮捕容疑は共謀し平成23年4月、事業を行っていないのに鹿児島県産の養殖マグロの卸売りに対する投資話があると嘘をつき、尼崎市の無職男性(64)から現金約200万円をだまし取ったとしている。
同署によると、足利容疑者らは、養殖マグロを1キロ4500円で仕入れ、6千円で販売できると偽り、「ホテルなどに卸してもうけませんか」と勧誘していたという。
足利容疑者は同じ男性から現金500万円をだまし取ったとして今年1月に逮捕されていた。ほかにも被害者がおり、被害額は5千万円を超えるとみられ、同署が詳しく調べている。