6日の東京株式市場は、北朝鮮が水爆実験の実施を発表したことで投資家心理が冷え込み、日経平均株価(225種)は終値は182円68銭安の1万8191円32銭だった。3日続落で、下げ幅は一時300円を超えた。外国為替市場で約3カ月ぶりの円高ドル安水準をつけたことも嫌気された。
5日の米ダウ工業株30種平均が4営業日ぶりに小幅反発した流れを引き継ぎ、平均株価も上昇して始まった。
だが、中国経済の減速や中東情勢の不安定化に対する警戒感が根強く、次第に売りに押された。さらに水爆実験の実施で東アジア情勢の緊張が高まるとの見方が強まった。
下げ幅は一時300円を超えたが、その後買い戻される動きが広がった。