平成26年12月22日~27年12月20日
40傑入りのボーダーラインがついに20%を割り、19.9%まで下がった。平成19年から年間ランキングをまとめているが、昨年は数字を稼げるソチ五輪とサッカーワールドカップ(W杯)があったのに初めて22%を割った。今年はそれらの大イベントがなく、一気に2.0ポイントの下落。「テレビ離れ」はもはや、のっぴきならない段階に入ったのか。それを暗示するかのように、昨年6本ランクインのフジが今年は1本だけ。しかも、その番組が19.9%とは、数字は正直だが、意地が悪い。
とはいえ、テレビの「リアルタイム視聴」はまだまだ健在だ。昨年のランクインが2本と0本だったテレ朝とTBSは今年、6本と4本に増え、うち3本ずつがスポーツ中継だった。生中継で見てこその大学駅伝、世界野球、フィギュアスケート、大相撲、サッカー、高校野球、世界陸上、そしてラグビー。ラグビーW杯初戦で日本代表が南アフリカに歴史的勝利を収めた試合は地上波で生中継されなかったが、「サモア戦」は日テレが生中継し、19.3%、瞬間最高25.2%を記録。これまた歴史的視聴率となった。