経済インサイド

ワタミ惨敗 魚専門店やちょい飲み店躍進で、チェーン居酒屋ジリ貧の日々続く…

24時間営業や鮮魚のメニューを売りにしている磯丸水産の店舗=東京都新宿区
24時間営業や鮮魚のメニューを売りにしている磯丸水産の店舗=東京都新宿区

 「和民」に代表される総合チェーン居酒屋が冬の時代に突入している。若い世代を中心にアルコール離れが続いているうえに、消費者のニーズが多様化し、焼き鳥や魚料理などに特化した専門型の新業態店や、ファミリーレストランなどが手がけるちょい飲みとの競争が激化し、客を奪われているからだ。総合チェーン居酒屋を展開する各社は、不採算店の閉鎖や新業態の開発、訪日外国人客需要の取り込みなどを急ぎ、復活を図っているが、先行きはいばらの道が続きそうだ。

                 ◇

 「お客さんが少ないから暇なことが多いですよ」。東京都内の「和民」の店舗でアルバイトをしている私立大学2年の男子大学生(20)はこう明かす。

 ワタミの既存店の売上高や来店客数は低迷が続いている。客数は今年7月に平成24年6月以来3年ぶりにようやく前年同月を上回り、10月も2.4%増となったが、11月は再び6.9%減に沈んだ。

 売上高に至っては、平成24年3月以来前年割れの状態が続いている。

 低迷が続く現場の混乱は提供するメニューや価格にも現れている。

 価格面では、平成26年4月の消費税増税にあわせて、主力業態の「和民」で国産食材にこだわったメニューなどを打ち出し、単価15%引き上げたが、わずか1年で撤回し今度は10年ぶりの値下げを断行した。

今、あなたにオススメ

izaスペシャル

  1. 中露〝蜜月崩壊〟習主席がプーチン氏見捨てた!? 「ロシアの敗北は時間の問題」中国元大使が発言 インドの浮上で変わる世界の勢力図

  2. 立民・原口氏「帰ったら総辞職を」首相ウクライナ訪問

  3. 内田理央のおっぱい写真にファン大興奮「一瞬ビビった」「萌え死んだ」

  4. 清瀬汐希が初主演映画で体当たりヌード ベッドシーン撮影になんと4時間

  5. 【安保法案特別委採決】辻元氏、涙声で「お願いだからやめて!」と絶叫 民主、プラカード掲げ抵抗

今、あなたにオススメ