【シアトル(米ワシントン州)17日(日本時間18日)】米大リーグ、マリナーズはフリーエージェント(FA)となっていた岩隈久志投手(34)と再契約したと発表した。
マリナーズのディポトGMは「実り多いオフシーズンの最後の仕上げになった」と大喜び。岩隈がドジャースと合意したと報じられた直後に先発候補のマイリーをレッドソックスから獲得し、抑えのスティーブ・シーシェク(29)もカージナルスから補強。穴を埋めた上に、願ってもない条件で岩隈の再契約に成功。明らかにチームは強化された。
一方、ド軍は「FAのターゲットに全て手が届かない」(CBSスポーツ電子版)状況。豊富な資金力を持ちながら、主戦級のザック・グリンキー(32)の引き留めに失敗し、あろうことか同じナ・リーグ西地区のダイヤモンドバックスに流出。同地区のジャイアンツもロイヤルズからジョニー・クエト(29)、ホワイトソックスからジェフ・サマージャ(30)を獲得した。
ド軍が今後、大胆な補強策に打って出るのは確実で、浮いた資金を広島からポスティングシステムでの移籍を目指す前田健太(27)につぎ込む可能性が高い。