4日付のヤフースポーツ(電子版)は前田の記事を掲載し、「多くの球団が興味を示すだろう」と伝えた。ド軍については「グリンキーを逃せば(獲得に)動いた方がいい」と指摘。ジ軍についても「先発を探していて可能性はある」とした。
大物の獲得に成功したダ軍だが、交渉が大詰めに入った3日(同4日)には、球団幹部がジ軍からFAとなったマイク・リーク投手(28)に接触している。先発補強を継続している証拠で、前田から手を引いたわけではないようだ。名門2球団にダ軍を加えたナ西地区の3球団がグリンキーに続き、火花を散らす可能性がある。
前田の米大リーグ移籍がまとまるのは、順調にいっても1月中旬。ド軍とジ軍は、まずFAとなった投手の獲得に動きながら、前田にも注目していくことになりそうだ。
★他球団の動向
最高入札額の2000万ドル(約24億6000万円)を支払える資金力があり、動向が注目されているのがカブスやヤンキースだ。
カブスはこの日、カージナルスからFAとなったメジャー通算165勝のジョン・ラッキー投手(37)と2年総額3200万ドル(約39億4000万円)で合意した。ヤンキースは活発な移籍市場とは対照的に、ここまで目立った動きを見せていない。いずれも先発の頭数はそろっているものの、さらなる補強の可能性を残している。