FAの目玉と意外な球団の超大型契約に、全米に衝撃が走った。グリンキーがダイヤモンドバックスと6年総額約254億円で合意。平均年俸3400万ドル(約42億円)は、このほどレッドソックスと7年契約を結んだデービット・プライス投手(30)とタイガースのミゲル・カブレラ内野手の3100万ドル(約38億円)を抜いてメジャー史上最高額となる。
今季19勝3敗、両リーグを通じてトップの防御率1・66を記録した右腕の去就について、米メディアではドジャース残留かジャイアンツ移籍かで近日中に契約がまとまると報じられてきた。しかし、最終的に獲得に成功したのは大金を投じた伏兵だった。
ダ軍は以前から前田に熱烈ラブコールを送っていたチームで、デーブ・スチュワート・ゼネラルマネジャー(GM、58)は11月のGM会議で「アイ・ラブ・マエダ!!」を繰り返したほど。一方で、超大物も狙っていたことになる。
ナ・リーグ西地区のライバルにグリンキーをさらわれてしまった形なのが、ド軍とジ軍。先発投手獲得のため、改めて移籍市場に目を向けることになる。そこで浮上するのが前田だ。