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大リーグ各球団のゼネラルマネジャー(GM)が一堂に会して来季の戦力補強を図るGM会議が11月12日までフロリダ州ボカラトンで開催された。フリーエージェント(FA)になった有力選手を中心に、代理人も含めてさまざまな駆け引きが行われ、大物選手から来季の行き先が内定していった。
日本選手部門はどうだったか。長期契約中のヤンキース田中将大投手、レンジャーズのダルビッシュ有投手、すでに1年契約を結んだマーリンズのイチロー外野手に動きはないが、マリナーズからFAになった岩隈久志投手、ジャイアンツがあえてFAにした青木宣親外野手には、激しい手の内の探り合いが繰り広げられた。
岩隈についてマリナーズは「クオリティー・オファー」制度の規定年俸額1580万ドル(約19億4000万円)を提示したが、岩隈は受け入れずFAとなった。マリナーズのディポドGMは「イワクマとの契約は最優先課題」と強調するが、「安定して2桁勝利が見込める先発投手は奪い合い状態」(スポーツ専門局ESPN)のため、タイガーズやドジャースが本気で獲得に乗り出している。