米大リーグ、マリナーズで8月に無安打無得点試合を達成した岩隈久志投手(34)が14日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで催された「ノーヒットノーラン祝賀会」に登場。この日、マ軍から提示された規定額の1年1580万ドル(約19億4000万円)での再契約オファー(クオリファイング・オファー)を拒否したと大リーグの公式サイトが伝えたが、去就について明言を避けた。
関係者ら約200人が集まった祝賀会。トークイベントで来季について聞かれると、「どうなんですかね…」と質問をかわした。契約については代理人にまかせている立場。ただ3年以上の複数年契約を目指しているとみられ、再契約を望むマ軍に加えてジャイアンツ、レッドソックス、ドジャース、タイガースなどによる争奪戦が今後、本格化しそうだ。
会場にはブルージェイズからフリーエージェントとなり、プロ野球のソフトバンク、楽天などが興味を示す川崎宗則内野手(34)も駆けつけ、「コングラチュレーション!!」と英語で祝福。岩隈は「前半はけがをしたけど、戻ってからチームに貢献でき、価値ある一年を送れました」と充実感を漂わせた。 (伊吹政高)