甘利明TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)担当相は6日午前の閣議後記者会見で、オバマ米大統領がTPPへ正式署名する意向を米議会に通告したことに関し「いいことだと思う。署名は来年2月初めくらいになるだろう」と述べ、歓迎の意を表明した。
米国の貿易促進権限(TPA)法では、大統領は議会通告の90日以降から通商協定に署名できると定められており、オバマ大統領の署名のメドが立ち、TPPの正式発効も2月上旬以降になる見通しだ。
甘利担当相は「各国が署名の手続きを進めていく上で一番難しいのが米国。それが順調に進んでいくことはいいことだ」とコメント。「最終的にTPPに参加するかしないかを比較すると、間違いなく、参加するほうがすべての国にメリットがある」と述べた。