昨年、約1900人のパレードを成功させた六本木商店街振興組合の臼井浩之副理事長によると、20~30代がグループで参加する例が多く、今年は3000人の参加を見込む。またサッポロビールが成人約7万3000人を対象に行った8月の調査では「ハロウィーンを楽しむ」との回答が、北海道や九州など、すべての地域で4割を超えた。
電通若者研究部の奈木れいさんは市場の急拡大について「画像を共有するインスタグラムやフェイスブックが身近になり、投稿された写真を通して雰囲気を知りイベントに参加する人が増えた」と分析。街おこしにつなげる動きも活発だ。みずほ総合研究所の岡田豊主任研究員は「『2月14日』『チョコレート』というバレンタインのような定番が定まっていないため形式や時期に自由度が高くイベントに使いやすい」と指摘する。(油原聡子)