京都・南座「吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」(11月30日~12月26日)の製作発表が5日、大阪市内で行われ、市川海老蔵(37)が男気出演することが分かった。四代目中村鴈治郎(56)襲名披露興行の大トリを飾り、10年ぶりに鴈治郎のまねきが上がる今回は人間国宝の坂田藤十郎(83)、片岡仁左衛門(71)ら豪華な顔ぶれ。1月の大阪松竹座から始まった襲名披露に一度も出演がかなわなかった海老蔵は、今回も京都・太秦でテレビ収録が重なっていたが、鴈治郎のため夜の部にだけ駆けつけ、口上と「勧進帳」に出演して花を添える。
海老蔵が十八番の武蔵坊弁慶を顔見世で演じるのは初。また、女優の藤原紀香(44)との交際宣言で話題の片岡愛之助(43)は昼夜8演目中5演目に出演する。