「恋愛が面倒」と感じる20~30代の未婚男女が増えている。中には「今は恋愛をしたくない」「どうすれば人を好きになれるか分からない」といった恋愛モラトリアムに陥る若者も少なくない。一時期、「草食系男子」「肉食女子」などという言葉が流行ったが、結婚適齢期を迎えた若者たちに今、何が起こっているのか。
4割の未婚男女が恋人欲しくない
内閣府が先月公表した「結婚・家族形成に関する意識調査」では、若者の恋愛観が浮き彫りとなった。
調査は全国の20~39歳の男女7千人を対象に、昨年12月~今年1月に実施。2643人から回答を得た。
それによると「恋人が欲しいか」の問いに、恋人がいない未婚男女の4割が「欲しくない」と回答している。
その理由は「恋愛が面倒」(46・2%)が最多で、「自分の趣味に力を入れたい」(45・1%)▽「仕事や勉強に力を入れたい」(32・9%)▽「恋愛に興味がない」(28・0%)-が続いた。