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松山と同じく全英オープン帰りで強行出場した46歳・藤田。「今朝も4時くらいに目が覚めちゃって…」と時差ボケに悩まされながらも、「年を取ったせいか敏感でない自分がいた」。そんな、いい意味での鈍感力で爆発である。
3番から5連続バーディー。9番では30センチ、14番は1メートルとピンに絡めてボギーなしの8バーディーの64。通算15アンダーとし、首位に2打差の3位へ躍り出た。
今季、国内9試合のうち5度の予選落ちで最高は関西オープンの5位。「長いことやっていると、いい時と悪い時がある。この位置なら、期待してないけどチャンスかも…」。優勝への思いもさることながら、今週に限ってはマツヤマ・ウオッチ。年下ながらリスペクトしてやまない。
「松山はインターナショナルのトップです。彼に胸を借りて、日本で一緒に戦えることはありがたい。特に同世代の選手は彼にガッチリ勝って自信をつけてほしい」
世界を知り、戦ってこそが日本ゴルフ界のレベルアップの道…の持論を持つ藤田。「中年のオレがトップにいるようでは」とも。将来のために、あえて松山を意識せよの提言である。
最終日、MATSUYAMAを蹴散らすニッポン男子は果たして?
(清水満)