【SPORTS BAR】いよいよ今週は、男子の今季メジャー第3弾「全英オープン」(16日開幕)がある。今年で144回目を迎える。正式名称は「The Open Championship」で全英とか、ゴルフという表現は一切ない。メジャーの中で最も古く、権威を象徴する唯一無二の感がある。
第1回大会が行われたのが1860年。日本は、まだ江戸時代でしたね。ちょっと、歴史をひもといてみると…。
勝海舟が艦長を務めた日本初の軍艦・咸臨丸が太平洋を横断し、サンフランシスコに到着(3月17日)、井伊直弼が桜田門外の変で暗殺された(3月24日)。奴隷解放運動を成し遂げたリンカーンが大統領選で当選(11月6日)…と、まあ、すごいです。改めて歴史を感じさせてくれる大会といえる。
今年のコースはセントアンドルーズ・オールドコース。1450年代に、リンクスの近くでプレーされた記録が残っていることで、世界で最も古いゴルフ場として聖地と呼ばれている。
自然の地形をあるがままの状態でレイアウト。ゴルフ場の原点といわれているが、見た目には至る所にブッシュが存在、100以上のバンカーが点在。きれいな芝生、きれいなグリーンというのは存在しない。しかも1日のうちに四季があるという気象条件…。月イチゴルファーが回ったらスコアにならない!?
ま、テレビでしか見たことはないが、セントアンドルーズを武上四郎さん(元ヤクルト監督、巨人打撃コーチ)がラウンドしていた。