沖縄戦から70年 糸満市で戦没者追悼式 首相「基地負担軽減に全力」翁長知事との会話わずか5分

 日米で20万人超の犠牲を出した沖縄戦が終結したのは昭和20年6月23日。70年を経た23日、最後の激戦地となった沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園には、多くの遺族らが訪れ、戦没者名を刻んだ「平和の礎(いしじ)」に手を合わせた。

 公園内で営まれた沖縄全戦没者追悼式(県などの主催)には、安倍晋三首相やケネディ駐日米大使らが約5400人が参列した。

 首相は「沖縄戦で戦場に倒れた御霊、戦禍にあわれ亡くなられた御霊に哀悼の誠をささげます」と弔意を示した上で「引き続き沖縄の基地負担軽減に全力を尽くします」とあいさつした。式終了後、記者団に「米軍普天間飛行場の固定化は断固あってはならない。知事をはじめ県民のみなさまに丁寧に説明していきたい」と語った。

 翁長(おなが)雄志(たけし)知事は「平和宣言」で、普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対の「民意」が示されたと重ねて強調。政府に移設中止と基地負担軽減を求めた上で「一人一人が積極的に平和を求める強い意志を持つことが重要です」と結んだ。

 首相と翁長氏は那覇空港で5分ほど会話しただけ。恒例の昼食会はなく、首相は沖縄県選出の自民党議員らと会食した。

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