インディアンス0-17カブス(17日、クリーブランド)米大リーグ、カブスの和田毅投手(34)がインディアンス戦に先発し、7回4安打無失点。チームは17-0の大勝で、和田は今季6度目の先発で、初勝利を挙げた。
和田は一回、先頭のキプニスを空振り三振、続くリンドアを見逃し三振と絶好のスタート。クリーンアップを迎え、ブラントリーに二塁内野安打、4番サンタナには四球を与え、ピンチを迎えた。続くレイバーンに左前打を許したが、左翼手のコグランが好返球をみせ、二走が本塁憤死。和田は、味方の守備に助けられた。
一回を乗り切ると、伸びのある真っすぐを中心に強気の投球を披露。いつものスライダー、チェンジアップも織り交ぜ、テンポ良く投げ込んだ。三回までに味方から大量10点の援護をもらったこともあり、二回から四回までは3者凡退。五回にこの日3安打目を許したが、後続を抑えた。
六回、七回も無失点に抑え、結局7回4安打6奪三振で無失点の好投をみせた。チームは17-0の大勝で、和田は今季初勝利を挙げた。
前回11日のレッズ戦では、リードをもらいながら5回を投げきれず、四回途中、4安打3失点で降板。ベンチからの信頼が揺らいでいた中、この日は大量援護もあって、うれしい今季1勝となった。
「大量の援護があって楽になったが、向かっていく気持ちだけは忘れずに、まだ0-0だと思って投げた。(今季最長の7回に)次もそういう形にしないと信頼は得られない。それが当たり前になるようにやっていきたい」