米大リーグの祭典、第86回オールスターゲームは7月14日にレッズの本拠地、オハイオ州シンシナティのグレート・アメリカン・ボールパークで行われる。
出場選手を決めるファン投票はすでに開始され、締め切りは7月2日(米東部時間)で、MLBのホームページ(HP)からのネット投票だ。投票フォームには捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、指名打者(ア・リーグのみ)、外野手(3人投票)に分かれて、各球団の主力選手がノミネートされている。ただ、日本と違って投手陣は監督推薦のみのため、投票できない。
21世紀に入って、日本選手のメジャー移籍が本格化すると、イチローの2001年からの10年連続をはじめ、オールスター戦には必ずといっていいほどベンチには日本選手の姿があった。07年にはイチローがオールスター戦初のランニング本塁打を放ってMVPに輝くなど、存在感を示していた。斎藤隆や福留も出場経験がある。不在だったのは11年だけ。最近はダルビッシュ、田中が笑顔でベンチに陣取っていた。
だが、今年は4年ぶりに日本選手の活躍を見たい向きには、何とも寂しいオールスター戦となりそうな状況だ。