2年ぶりのAONそろい踏みで、最年長の72歳・青木が見せ場をつくった。前半を2オーバーでターン。14番でグリーン左バンカーから寄せきれず3オーバーとするも、バーディーを奪えばエージシュートという状況で18番(パー4)へ。ギャラリーを沸かせたが、第1打を左ラフに入れ、第2打はグリーン右手前バンカーへ。第3打でグリーンをオーバーし、万事休した。
「終わりよければすべてよしって言うんだけどな。始まりも終わりもダボ。中身(2~17番)はよかったんだけどな」
18番はダブルボギーで5オーバーの「75」。2013年「つるやオープン」初日の尾崎将司が当時66歳で「62」をマークして以来、レギュラーツアー史上2人目となる快挙は消えたが、観客から大きな拍手が送られた。
前日29日に「(パー70のため)2オーバーでエージシュート!? やさしいなあ」と笑ったジャンボは、6番までの2バーディーから後半に失速しての75位。一方、青木は最後まで粘り、第2ラウンドに向けてもヤル気十分だ。
「あしたは中身だけ取り出せるようにな」
比較的風が穏やかな午前中のスタート。レジェンドから目が離せない。 (高瀬悟嗣)