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ジェームズ・ボンドもビックリ!ハッキングされた「007」脚本に北朝鮮オチを追加してはどうか

■12月27日

 英俳優、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役を演じるようになってから、007の生身の部分が強調され、さらにおもしろくなった。前作「007スカイフォール」では、苦戦の連続。驚いたのは英秘密情報部、MI6本部内のパソコンがハッキングされ、爆破されたシーンだ。

 心臓部が襲われるなど、初代ボンドをショーン・コネリーが演じた時代にはあまり考えられなかったが、映画を地でいくようなことが現実に起きた。北朝鮮の金正恩第一書記の暗殺計画を描いた米コメディー映画「ザ・インタビュー」の公開をめぐり、サイバー攻撃が仕掛けられ、来秋公開予定の「007」シリーズの最新作の脚本が盗まれるなどした。

 「ザ・インタ-」の公開を妨害するためで、米FBIは北朝鮮の犯行と断定。配給会社は一時、公開中止を決めたが、米大統領が声を上げ、公開に踏み切った。ボンドは、とばっちりを受けた格好。しかし、他国を悪役に見立てるこの手の題材は、007がひんぱんに取り上げていただけに、皮肉なものだ。

 スパイの存在意義は東西冷戦の時代にこそあり、映画の中で、ソ連をはじめ東側諸国を敵に見立てて描くのは常套(じょうとう)手段。当時は、東側では敵性映画とされていた。チャプリンの「独裁者」もヒトラーを風刺した作品で、1940年の公開当時、脅迫が相次いだという。

 「ザ・インタ-」は日本でいつ公開されるかわからないが、興味が増したのは確かだろう。007のシナリオを盗んだ輩には、オチを明かす愚弄は慎んでいただきたいが、制作陣には、この事象を逆手にとって作品の中に揶揄(やゆ)する場面を入れてはいかがだろうか。 (清水泰史)

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