軍事ワールド

自国メディアにも叩かれた中国最新「ステルス機」の性能…〝外見パクリ〟〝パワー不足〟の未熟さ露呈

 冷戦時代はソ連の最新兵器がモスクワのパレードに初登場するたび「鉄のカーテンの奥にある脅威」が西側に広がったが、いまや中国がその立場にある、ともとれる内容だった。

 ところが珠海エアショーが開幕し、外国メディアへの「初のお披露目飛行」が行われた後、評価は一変する。

登り坂で息切れの軽乗用車と同じ

 飛行の様子は11月23日、米CNN(電子版)で報じられ、専門家による現地リポートで「旋回時に高度が下がっていった。水平飛行でも、機体の高度が下がるのを防ぐためアフターバーナーを使わなければならなかった」と重大な欠陥が指摘された。

 アフターバーナー(AB、英国ではリヒートと呼ばれる)とは、一種の加速装置。排気の中に残る酸素に燃料を直接吹きかけ、爆発的に推力を増加させるものだ。主に急加速や音速以上の速度で飛行する場合に使われるが、燃料を大量に消費するため「使いっぱなし」にはできない。

 殲31の場合、旋回すると高度が下がり、ABを使わなければならなかったが、これは車に例えれば、軽乗用車が登り坂でスピードが落ちるため、ターボを使うような状態だ。

 ちなみに現在は、ABを使わずに超音速巡行できる「スーパークルーズ」が新鋭機の条件の1つ。殲31は、その飛行ぶりから「パワー不足」(CNN)であることが露見したのだ。

コピーにも技術が不可欠

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