甘口辛口

「ゴキブリやきそば」が傷つけたイメージは相当…食の安全を見つめなおして

■12月13日

 ゴキブリ! 虫の中でも、人に嫌われる筆頭だ。その破壊力? もすさまじい。カップ麺の「ペヤングソースやきそば」に虫が混入した問題で、製造元の「まるか食品」は全工場の製造と、「ペヤングブランド」の商品全種類の生産と販売を当面の間、休止すると発表。流通業者の手元にある全商品の回収も始めた。

 購入者が今月2日、異物が入った商品を購入後、写真などを短文投稿サイト、ツイッターに投稿。これがネット上で大きな問題となり、群馬県伊勢崎保健所が「製造過程で混入した可能性は否定できない」と工場に立ち入り調査。その後、異物がゴキブリであることが判明。加熱処理の形跡が確認され、製造過程での混入が明らかになった。

 食の安全を叫ばれて久しい。国内では、利益追求のため? 食品偽装などで騒がれたケースはあったが、異物混入の騒動は多くない。農薬が検出された「マルハニチロHD」の冷凍食品や、同じくゴキブリが混入していた「日清食品」の冷凍パスタぐらい。いずれも製造過程でのミスによる異物混入だが、商品の自主回収や、その後の売り上げへの影響など社会的な制裁を受けた。

 衛生管理や食材偽装などの面で日本製への信頼感は根強い。産地偽装ウナギなどが、なぜ偽装なのか…といえば、日本産への信頼感を逆手に取ったからだ。ゴキブリという、最悪の虫だったこともあるが、今回の「ゴキブリやきそば」はカップ麺や日本製のイメージを相当、傷つけた。

 発覚直後の初動対応が不十分だったことも含め、業界には食の安全管理をもう一度、見つめ直してほしい。カップやきそば…。う~ん、好きだったんだけど。(植村徹也)

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