甘口辛口

世相を前向きにとらえるなら、今年の漢字に「志」を上げたい

■12月7日

 「今年の漢字」は何になるのか。ネット上でも話題になる時期となった。1995年から財団法人日本漢字能力検定協会が毎年実施。その年をイメージする漢字1字を公募し、その中で最も応募数が多かった漢字1字が選ばれる。20回目の今年は5日に締め切られた。12日の「漢字の日」に例年通り京都・清水寺で発表される。

 ちなみに昨年は、2020年東京五輪の決定やサッカーW杯出場決定など日本中が輪になって歓喜したことから、「輪」が選ばれた。今年は4月の消費税アップから「税」、号泣県議の会見から「涙」、広島の土石流や御嶽山噴火など天災が相次いだことから「天」や「災」も下馬評に上がる。

 他にも、国民の悲哀や怒りを反映した漢字が思い浮かぶ人も多いのではないか。しかし振り返れば、日本人はよくやったと思える年でもあった。ソチ五輪ではフィギュアの浅田真央がメダルを逃したもののフリーで最高の演技を見せ、感動を呼んだ。テニスでは錦織圭が全米オープンで準優勝。「勝てない相手はもういない」の発言も頼もしかった。

 そして圧巻は、青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇名城大終身教授ら3人だ。赤崎教授はスウェーデンで開かれる10日の授賞式を前に、「これと思ったものにこだわり続けることが大切だ」と日本人を鼓舞してくれた。今年活躍した人に共通するのは、目標に向かってひたむきに努力する志の高さだ。

 世相を前向きにとらえるなら、筆者は今年の漢字に「志」を上げたい。時あたかも衆院選の真っただ中。日本人と国を守り発展させる「志」を持った候補者に政治を任せたいものだ。 (森岡真一郎)

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