ワールドシリーズ第7戦(7回戦制)、ロイヤルズ2-3ジャイアンツ(29日、カンザスシティー)ロ軍は29年ぶりの世界一を逃し、青木宣親外野手(32)は悔し涙を流した。
青木争奪戦が幕を開ける。ブルワーズから引き継いだロ軍との3年総額495万ドル(約5億4000万円)の契約が満了し、今オフにはフリーエージェント(FA)となる。ロ軍のムーアGMは「彼がいたからポストシーズンに出場できた。もちろん来季も残ってほしい」と、残留オファーを出す意向だ。
ロ軍はWSまで進出したために分配金を確保し、契約更新の資金も十分。一方でダイヤモンドバックスやレッズ、オリオールズなどの地元メディアが、青木の名を獲得候補に挙げている。
CBSスポーツのジョン・ヘイマン記者は「(裕福でない)ロ軍がPSで稼ぎ、FA戦線に地殻変動が起こる可能性はある。だが持っている球団はもっと持っている」と、他球団が青木をはじめとしたFA選手にロ軍を上回る提示をする可能性を示唆している。