おっぱいのチカラ(1)

赤ちゃんをおっぱいで育てたい…増える母乳率 子供の「生きる力」に

【おっぱいのチカラ(1)】赤ちゃんをおっぱいで育てたい…増える母乳率 子供の「生きる力」に
【おっぱいのチカラ(1)】赤ちゃんをおっぱいで育てたい…増える母乳率 子供の「生きる力」に
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 7月、大阪府四條畷市内の一室に、20~40代の女性8人が集まっていた。母乳で育てたい母親の団体「ラ・レーチェ・リーグ日本」の集い。母乳で子供を育て、同団体でリーダーを務める森あさよさん(42)が「時計をみるのではなく、赤ちゃんにあわせて授乳するのがいいんですよ」と語りかける。

 母乳が足りていないのではないか、飲ませ方は適切か、妊娠中に何を準備すればいいのか…。妊娠中や子育て中の女性がそれぞれ気になることを打ち明け、互いに経験を伝えあう。

 「母乳で育てたいけれど、一番気になるのは出るのかどうか」。出産予定日を翌月に控えた藤田裕佳子さん(29)はそっと、丸いおなかをなでた。

赤ちゃんにやさしい病院

 かつては母乳で育てるのが一般的だったが、戦後、急速に母乳率は減っていった。「日本母乳の会」(東京都中野区)によると、乳児死亡率を下げるために病院出産が推奨される一方、赤ちゃんの欲求に応じて授乳ができる母子同室の病院はほとんどなかったという。母乳は赤ちゃんが乳房を吸う刺激によって分泌されるため、出産直後から頻繁に授乳しなければ分泌されにくくなる。粉ミルクの開発も進み、産後1カ月での母乳率は昭和45(1970)年、最悪の31・7%に落ちた。

 世界的にも途上国での不衛生なミルクによる乳児の死亡が問題になり、UNICEF(国際連合児童基金)とWHO(世界保健機関)は1989年3月、母子同室などを求めた「母乳育児成功のための10カ条」を提唱。これを実践する産科施設を「赤ちゃんにやさしい病院(BFH)」として認定、国内では日本母乳の会が認定業務を担う。

 その後、少しずつ母乳の良さが見直され、厚生労働省が平成17(2005)年度に行った調査では、出産前に母乳育児を望んでいる母親の割合は96%にのぼった。国内のBFHも増え続け、産後1カ月での母乳率は22年に51・6%まで回復した。

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