沖縄知事選 埋め立て承認撤回は実効性なし 現実路線の仲井真氏、ルビコン渡った翁長氏

 政府高官や県幹部によると、行政法の解釈では埋め立て承認という行政処分を撤回できるのは、米政府が辺野古移設を中止するなどの状況の変化があり、「要件充足性」が失われた場合だけだ。現状ではそうした変化はないため撤回は不可能であり、仮に撤回をすれば県は多額の損害賠償も求められ、非現実的な方策だといえる。

 翁長氏が「撤回」を公約に掲げることを拒否したのはこのためとみられる。ただ、野党5団体の革新政党の中には、「翁長氏は本気で辺野古移設を阻止するつもりがないのでは」との疑念がくすぶっている。

 下地幹郎(みきお)氏は、辺野古移設の是非を問う県民投票を行うことを公約に掲げる。反対が上回れば、下地氏の持論である米軍嘉手納基地(嘉手納町など)への普天間飛行場の機能統合案を代替措置として提示することも視野に入れる。

 「基地問題を含め、同じ考えを持つ人にめぐり合うことができなかった」

 仲井真氏は7日の記者会見で後継者に道を譲らず、出馬に至った胸のうちをそう吐露した。普天間飛行場移設問題で翁長氏との決別を宣言したに等しい。

 両氏の激突は、昨年12月27日に仲井真氏が普天間飛行場の名護市辺野古への移設で埋め立てを承認した前後に確定していた。

 「翁長さんはルビコン川を渡ったんですかね」

 埋め立て承認から約1週間後の今年正月、仲井真氏は面談した知人に漏らした。翁長氏が「ルビコン川を渡る」とは、辺野古反対で社民、共産両党など革新勢力と共闘し、知事選に出馬することを指す。

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