群馬県館林市のディスカウントストア駐車場で、鈴木千尋(ちひろ)さん(26)=同県大泉町=が頭を撃たれて殺害された事件で、鈴木さんが遺体で発見される直前に知人と電話で話していたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。群馬県警は、ディスカウントストアで買い物をして駐車場に戻った直後に車内で殺害されたとみて、詳しい経緯を調べる。
鈴木さんが昨年11月、元交際相手の30代の男からのストーカー被害を栃木県警に相談、同12月に栃木県佐野市から大泉町に転居後に住民票の閲覧制限を申請していたことも判明。男は栃木県警に暴行容疑で逮捕され、ストーカー規制法に基づく文書警告を受けたが、その後も復縁を迫っていた。事件後に男と連絡が取れないことから、群馬県警が関連を捜査している。
鈴木さんの遺体が見つかったのは、19日午後3時ごろ。直前に知人と電話で連絡を取っていたほか、車内にディスカウントストアで買い物をした商品が残されており、同2時50分ごろに殺害されたとみられる。鈴木さんの携帯電話や財布も車内で見つかった。
司法解剖の結果、死因は銃撃による脳損傷で、左右の側頭部に銃弾が貫通したような痕があった。後部座席に銃弾とみられる金属片1個が落ちていたが、拳銃は見つかっていない。
鈴木さんはアパートで長女(3)と2人暮らし。遺体発見時、長女は車内にいなかったが、無事が確認されているという。