地球の裏側、着いてみたら「大感染」真っ只中(1/2ページ) - イザ!

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地球の裏側、着いてみたら「大感染」真っ只中

デング熱を媒介する蚊などの殺虫散布を行うスタッフ=ニカラグア共和国(小谷野翔太撮影)
デング熱を媒介する蚊などの殺虫散布を行うスタッフ=ニカラグア共和国(小谷野翔太撮影)
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イザ!海外特派員 青年海外協力隊・小谷野翔太〔ニカラグア共和国〕

ひっきりなしに職場にかかってくる電話。それに対応する私のカウンターパートのカセレス医師の声に緊張が走る。「そっちの市の今日の『デング熱』の患者は何人?! 何?! 『レプトスピロシス症』患者もいるのかっ?!」。スタッフたちが慌ただしく情報確認に立ち回る-。

ここは中南米ニカラグア共和国、ヌエバセゴビア県の全州を管轄するオコタル市の保健局(SILAIS)。各市の医師たちから寄せられる感染症の状況を確認して対策を立て、人々の命を守る拠点だ。

私は2013年11月、青年海外協力隊員としてここニカラグア共和国で感染症対策として赴任した。到着するやいなや、出迎えたのはニカラグア全土で猛威をふるうデング熱の「エピデミア(感染流行)」だった。新たな職場となった保健局も、蜂の巣を突いたような騒ぎになっている。

赴任直後のある日、保健局のリーダーであるハロルド医師が声をかけた。

「SHOUTA!Let’s go to Were Dengue fever !(翔太!デング熱の現場に行くぞ!)」。

「OK!」と応じる私(ニカラグアの公用語はスペイン語だが、スペイン語修行中の私はまだ英語に頼ることがしばしば…)。保健局と隣接するオコタル総合病院の小児科医師とともに、トヨタのランドクルーザーに乗り込む。4WDモード全開で道なき道を西へ約80km走らせ、「ムーラ地区」の保健事務所に到着した。

待っていたのは、事務所の建物にあふれるデング熱患者たちの姿。しかも、数人しかいない看護師のうちの1人も感染し、同僚スタッフが看病するという惨状だった。ハロルド医師はそれぞれの地区の保健事務所を回り、自ら患者を診ては、現地の医師一人一人に丁寧にアドバイスをしていった。その熱意は、言葉の壁を越えてひしひしと伝わってくる。

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