【再び、拉致を追う】第6部 「よど号」犯らへの教示(3)北、工作員使いコントロール(1/3ページ) - イザ!

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再び、拉致を追う

第6部 「よど号」犯らへの教示(3)北、工作員使いコントロール

 「初めての顔だ。この女は誰なのか…」

 写真を見た某国の治安関係者も、隠し撮りをした情報当局者も、分からなかった。写真を受け取った日本の警察当局もそうだった。

 1983(昭和58)年夏、デンマーク・コペンハーゲンのカストロップ空港。搭乗待ちでベンチに座る女性は所在なげだ。隣に座る男は、この地では常連の北朝鮮工作員、「KIM YUCHOL」(キム・ユーチョル)。各国の情報機関が「KYC」と呼ぶ男だった。

 コペンハーゲンでのKYCの動きは盛んだった。

 《81年3月、北朝鮮外交旅券を使ったよど号乗っ取り犯、柴田泰弘元メンバー(故人)と、別の実行犯の妻(60)と一緒にベルリンに出国》

 《82年2月、よど号犯の元妻(57)とベルリン経由でモスクワに》

 《82年3月、よど号犯の妻(67)と別のメンバーの妻(56)と接触し、一緒にモスクワ経由で北朝鮮に向かった》

 複数の国の情報機関が把握したKYCの行動のほんの一例だ。日航機「よど号」を乗っ取り北朝鮮に渡った元共産主義者同盟(共産同)赤軍派のメンバーや、後に合流したその妻たちとの接触が極端に目立った。そのため、KYCと接触した人物の特定は大概できた。だが、83年夏にカストロップ空港にいた女性は分からなかった。

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