日本は世界で何番目? 番付10選で見たこの国の“現実”

2015年の訪日外国人客数は1973万人を超え、3年連続で過去最高を更新したが、国別でみればその数は世界で22位にとどまる。では、他分野での日本の位置づけとは? 日本を“外から見られる”世界規模のランキング10件をご紹介。

《外国人訪問者数の世界比較》
2014年の日本の外国人訪問者数は約1340万人で国別でみれば世界で22位、アジアの中では7位。第1位フランスの約8370万人には足元にも及ばない。日本人の『おもてなし』『ものづくり』は高く評価されている」という考えは「妄想だ」と指摘する英国人アナリストもいる。〔日本政府観光局

日本は世界で7番目に「最高の国」

1万6200人超のビジネス・リーダーなどによる評価

1月に米週刊誌「USニューズ&ワールド・レポート」が発表した「世界最高の国」ランキングで、日本は7位だった。60カ国を対象に、1万6200人超のビジネス・リーダーなどが9つの分野と75の基準で評価した結果。

世界の「最高にいい国」ランキングが発表! 〔2016年1月25日 ROCKET NEWS 24〕

9つの評価分野とは

▼刺激・冒険▼市民の意識▼文化的な影響力▼企業精神▼歴史的背景▼原動力▼企業への市場開放度▼世界での影響力▼生活の質

世界の「最高にいい国」ランキングが発表! 〔2016年1月25日 ROCKET NEWS 24〕

「世界最高の国」ランキング

1~10位 11~20位
1位 ドイツ 11位 ニュージーランド
2位 カナダ 12位 オーストリア
3位 英国 13位 イタリア
4位 米国 14位 ルクセンブルク
5位 スウェーデン 15位 シンガポール
6位 オーストラリア 16位 スペイン
7位 日本 17位 中国
8位 フランス 18位 アイルランド
9位 オランダ 19位 韓国
10位 デンマーク 20位 ブラジル

企業家精神、国際的影響力などの評価は高いが、刺激・冒険では低く

日本は「企業家精神」2位、「原動力」5位、「国際的影響力」7位とそれぞれで高評価。一方、「刺激・冒険」では32位、「ビジネスの市場開放度」で22位と保守的な部分が低く評価された。

「世界最高の国ランキング」日本アジアトップの7位 韓国が中国より下位〔2016年2月20日 ZUU online〕

世界で8番目に「平和」な国

2012年から4年連続で8位

米国やオーストラリアなどを拠点にした独立系のシンクタンク「経済平和研究所」によると、各国がどれくらい平和であるかをランキングで示す「世界平和度指数」の調査で、日本は2012年から4年連続で8位となっている。

安全保障環境 危機的状況から遠く 日本の「平和指数」4年連続8位〔2015年9月17日 東京新聞〕

治安やテロの脅威、周辺での紛争の有無、軍事力など23項目を指数化

調査は、世界人口の99.6%を占める162カ国について、治安やテロの脅威、周辺での紛争の有無、軍事力など23項目を指数化したもの。指数が高いほど不安要素や危険が大きく、指数が低いほど平和な状態を意味する。

安全保障環境 危機的状況から遠く 日本の「平和指数」4年連続8位〔2015年9月17日 東京新聞〕

「世界平和度指数」ランキング

2015年 2014年 2013年
1位 アイスランド デンマーク アイスランド
2位 デンマーク アイスランド デンマーク
3位 オーストリア オーストリア ニュージーランド
4位 ニュージーランド ニュージーランド オーストリア
5位 スイス カナダ カナダ
6位 フィンランド フィンランド スイス
7位 カナダ スイス フィンランド
8位 日本 日本 日本
9位 オーストラリア ベルギー ノルウェー
10位 チェコ アイルランド ベルギー

安全保障環境 危機的状況から遠く 日本の「平和指数」4年連続8位〔2015年9月17日 東京新聞〕

「死の質」の高さ、世界で14位

緩和ケアや終末期医療の質や普及状況に基づく調査

英誌「エコノミスト」の調査機関が2015年10月に発表した80カ国・地域の「死の質(QOD=Quality of Death)」ランキングで、日本は14位。各国のデータや専門家への聞き取りに基づき、ケアの質、医療・介護職の豊富さ、患者の費用負担など5領域について数値化したもの。

「死の質」日本23→14位に上昇…がん対策見直しを評価 英誌ランキング、英国1位・最下位はイラク

「死の質」ランキング

上位10か国(100点満点中の点数)
1位 英国(93.9)
2位 オーストラリア (91.6)
3位 ニュージーランド (87.6)
4位 アイルランド (85.8)
5位 ベルギー (84.5)
6位 台湾 (83.1)
7位 ドイツ (82.0)
8位 オランダ (80.9)
9位 米国 (80.8)
10位 フランス (79.4)
……
14位 日本 (76.3)

「死の質(QOD)」、1位は英国 エコノミスト誌〔2015年10月7日 AFP〕

政府の対策見直しなどが評価され、前回の23位から上昇

日本は、政府のがん対策見直しなどが評価され、前回2010年の23位から上昇。5領域では、緩和ケアに対する国民の意識やボランティアの参加を測った「コミュニティーの関与度」で5位と順位が高かった。

「死の質」日本23→14位に上昇…がん対策見直しを評価 英誌ランキング、英国1位・最下位はイラク

世界で32番目に「お母さんにやさしい国」

先進7カ国中、6位。米国に次いで低い順位に

国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」が2015年5月に発表した「お母さんにやさしい国ランキング」2015年版では、日本は179カ国中、前年と同じ32位。先進7カ国中では6位で、米国に次いで低い順位に。毎年実施される同調査は、母子の健康状態や教育環境、女性の政治参加など5つの指標で分析。

「お母さんにやさしい国」日本は何位? 女性議員の割合、低いまま〔2015年5月7日 Huffington Post〕

「お母さんにやさしい国ランキング」

2015年版・上位10カ国
1位 ノルウェー
2位 フィンランド
3位 アイスランド
4位 デンマーク
5位 スウェーデン
6位 オランダ
7位 スペイン
8位 ドイツ
9位 オーストラリア
10位 ベルギー
……
32位 日本

国会議員に占める女性の割合の低さが順位を落とす大きな要因

日本は、妊娠・出産で母親が命を落とすリスクの低さが14位、5歳未満の子供の死亡率の低さが6位で、母子の健康状態では高い順位に。一方で、女性国会議員の割合は総合最下位のソマリアなどよりも低い140位で、足を引っ張る要因に。

「お母さんにやさしい国」日本は何位? 女性議員の割合、低いまま〔2015年5月7日 Huffington Post〕

「人材競争力」は世界で19位

有能な人材を持つ力を国ごとに評価

2015~16年版「世界人材競争力指数」で、日本は109カ国のうち19位。指数は、人材サービス世界最大手のアデコとフランスやシンガポールで経営大学院を運営するインシアドなどが共同で算出。

人材競争力、日本は世界19位 外国人労働者・男女格差に課題〔2016年1月20日 日本経済新聞〕

「世界人材競争力指数」

上位20カ国
1位 スイス 11位 ニュージーランド
2位 シンガポール 12位 オランダ
3位 ルクセンブルク 13位 オーストラリア
4位 米国 14位 ドイツ
5位 デンマーク 15位 オーストリア
6位 スウェーデン 16位 アイルランド
7位 英国 17位 アイスランド
8位 ノルウェー 18位 ベルギー
9位 カナダ 19位 日本
10位 フィンランド 20位 チェコ

「世界人材競争力ランキング」日本19位 韓国奮わず37位、中国は?〔2016年2月15日 ZUU online〕

人材を生み出す力では高評価。一方、人材を引き寄せる魅力で低評価

日本は、人材を生み出す力では「競争の厳しさ」や「技術の活用」が世界1位と高評価。一方、人材を引き寄せる魅力には乏しく、「外国人労働者」が75位、「男女の収入格差」は76位だった。

人材競争力、日本は世界19位 外国人労働者・男女格差に課題〔2016年1月20日 日本経済新聞〕

日本パスポートの「影響力」、世界4位

ビザの取得なしで訪問できる国の数が多い順にランキング

カナダの金融コンサルティング会社、アートン・キャピタルが2015年4月に発表した「パスポート指数ランキング」で、日本は4位に。順位は、事前にビザ(査証)を取得しなくても訪問できる国の数を集計した「パスポート指数」によるもの。

世界最強のパスポートはどの国か 日本は何位?〔2015年4月20日 WSJ〕

「パスポート指数」ランキング

上位5カ国(ビザなしで入国可能な国の数)
1位(147カ国) 米国、英国
2位(145カ国) フランス、韓国、ドイツ
3位(144カ国) スウェーデン、イタリア
4位(143カ国) デンマーク、シンガポール、フィンランド、日本、ルクセンブルク、オランダ
5位(142カ国) スイス

アジアで最もパワーを持つパスポートは日本ではなく韓国

日本とシンガポールのパスポートで容易に訪問できるのは143カ国。韓国は日本やシンガポールを破り、アジアで最もパワフルなパスポートを持つ国ということがわかった。

世界最強のパスポートはどの国か 日本は何位?〔2015年4月20日 WSJ〕

「物価の高さ」世界で11番目

消費者物価指数、賃料など5つの項目から割り出したもの

2月に「生活費が最も高い国ランキング」2016年版が発表され、122カ国のうち日本は11位だった。米最大の市場データ会社Numbeoがまとめたもので、5つの項目(消費者物価指数(CPI)、賃料、賃料を含むCPI、食料雑貨、外食、購買力)の評価指標率は、ニューヨークと比較した割合である。

生活費が高い国ランキング 韓国22位、中国61位。日本は?〔2016年2月17日 ZUU online〕

「生活費が最も高い国」ランキング

1~10位(ニューヨークと比較したCPI) 11~20位(同)
1位 バミューダ諸島(133.68) 11位 日本(81.25)
2位 スイス(123.10) 12位 英国(81.03)
3位 バハマ(107.54) 13位 オーストラリア(78.45)
4位 ノルウェー(99.80) 14位 ニュージーランド(78.17)
5位 アイスランド(96.45) 15位 アイルランド(78.03)
6位 デンマーク(84.88) 16位 イスラエル(75.75)
7位 シンガポール(83.67) 17位 スウェーデン(75.70)
8位 ルクセンブルグ(82.01) 18位 ベルギー(75.44)
9位 クウェート(81.62) 19位 フランス(75.30)
10位 香港(81.48) 20位 フィンランド(75.25)

「中国依存度」は世界で5番目

輸出額全体に占める対中輸出の比率から割り出し

米誌フォーブスが2015年11月に発表した「中国依存ランキング」で、日本は5位だった。輸出額全体に占める対中輸出の比率から割り出したもので、特に影響が大きい国・地域が発表された。

「中国に依存している国ランキング」、日本は5位―米誌〔2015年11月30日 Record China〕

「中国依存」ランキング

上位10カ国 輸出額における対中輸出額の割合、GDPにおける対中輸出額の割合
1位 オーストラリア 34%、6%
2位 台湾 26%、16%
3位 韓国 25%、11%
4位 チリ 23%、8%
5位 日本 19%、3%
6位 ペルー 19%、4%
7位 ブラジル 18%、2%
8位 マレーシア 12%、10%
9位 タイ 12%、7%
10位 インドネシア 10%、2%

日本は世界で16番目に「評判の良い国」

日本はテクノロジー分野が評価された

「世界で評判の良い国ランキング」の2015年版が2015年7月に発表され、日本は16位だった。日本はドイツと並び、テクノロジー分野が評価された。

世界で「評判のいい国」ランキング 日本は16位〔2015年7月23日 Forbes〕

G8参加国の4万8000人や中国やインドなどの3万人にインタビューした結果

この調査はボストンとコペンハーゲンに拠点を置くコンサルタント会社Reputation Instituteが毎年実施。2015年2月から4月にかけてG8参加国の消費者4万8000人を対象にオンラインで行われた。中国やインドなどG8以外で経済力の高い12カ国3万人にもインタビューしている。

世界で「評判のいい国」ランキング 日本は16位〔2015年7月23日 Forbes〕

1~10位 11~20位
1位 カナダ 11位 アイルランド
2位 ノルウェー 12位 オーストリア
3位 スウェーデン 13位 イギリス
4位 スイス 14位 イタリア
5位 オーストラリア 15位 ドイツ
6位 フィンランド 16位 日本
7位 ニュージーランド 17位 スペイン
8位 デンマーク 18位 ポルトガル
9位 オランダ 19位 フランス
10位 ベルギー 20位 シンガポール

世界で「評判のいい国」ランキング 日本は16位〔2015年7月23日 Forbes〕

「幸福度」の高さは世界で46位、または28位

国連の調査では46位。GDP、平均寿命などで算出

国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」が2015年4月に発表した国別幸福度ランキングで、日本は46位だった。データは、1人当たりの国内総生産、平均寿命、個人の選択の自由、汚職レベルの低さ、社会的支援といった要素について10段階でランク付けし、割り出されたもの。

2015年版の1位はランラランララッホホーイヤホッホイヤホッホ〔2015年4月30日 ROCKET NEWS 24〕

「国別幸福度ランキング」

上位10カ国
1位 スイス
2位 アイスランド
3位 デンマーク
4位 ノルウェー
5位 カナダ
6位 フィンランド
7位 オランダ
8位 スウェーデン
9位 ニュージーランド
10位 オーストラリア
……
46位 日本

2015年版の1位はランラランララッホホーイヤホッホイヤホッホ〔2015年4月30日 ROCKET NEWS 24〕

米世論調査会社の調査では28位。「幸福を感じている人の比率」で算出

米国の世論調査会社ギャラップ・インターナショナルとWINが、2015年末に共同で発表した「世界幸福度調査」で、日本は68カ国のうち28位。基準となる純粋幸福度は「『幸福を感じている人の比率』-『不幸を感じている人の比率』」で算出。平均値は56だった。

最新版「世界幸福度ランキング2016」の結果発表! G7の幸福度が壊滅する中、幸福度1位に輝いたのは?〔2016年1月4日 Huffington Post〕

純粋幸福度でみる「国別幸福度」

上位10カ国 先進7カ国
1位 コロンビア(85) 23位 カナダ(60)
2位 フィジー(82) 28位 日本(52)
3位 サウジアラビア(82) 42位 米国(43)
4位 アゼルバイジャン(81) 47位 ドイツ(40)
5位 ベトナム(80) 54位 英国(37)
6位 パナマ(79) 57位 フランス(33)
7位 アルゼンチン(79) 57位 イタリア(33)
8位 メキシコ(76)
9位 エクアドル(75)
10位 アイスランド(74)
10位 中国(74)

最新版「世界幸福度ランキング2016」の結果発表! G7の幸福度が壊滅する中、幸福度1位に輝いたのは?〔2016年1月4日 Huffington Post〕

注目まとめ

    アクセスランキング

    もっと見る

    ピックアップ

      どう思う?

      「どう思う?」一覧

      注目のテーマ