ラグビー日本代表が奇跡起こした!「W杯史上、最大の番狂わせ」

ラグビーのW杯イングランド大会で9月19日、過去2度の優勝を誇る南アフリカに逆転勝ちした日本代表。各メディアが「W杯史上最大の衝撃」と報じるなど、世界を驚かせた日本の勝利。勝ち点4を挙げたエディージャパンは、23日にスコットランドとの第2戦に臨む。

《ラグビーW杯》
ラグビーの国際統括団体、ワールドラグビー(WR)主催で、4年に1度開催される世界一決定戦。優勝国には「ウェブ・エリス・カップ」が授与される。1987年にNZ・豪州の共催で第1回大会が行われた。第8回となる2015年大会は9月18日~10月31日までイングランド(一部ウェールズ)で開催される。前回大会は開催国ニュージーランドが2度目の優勝。豪州と南アフリカが2度、イングランドが1度優勝している。日本で開催される第9回大会は2019年9月6日に開幕。

世界に衝撃!日本代表、南アフリカに逆転勝ち

W杯で南アフリカに勝利、スタンドの声援に応える日本代表チーム=19日、ブライトン(ロイター)

W杯で南アフリカに勝利、スタンドの声援に応える日本代表チーム=19日、ブライトン(ロイター)

日本代表、W杯で24年ぶり白星

ラグビーW杯イングランド大会第2日は9月19日、英国南部ブライトンなどで行われ、1次リーグB組の日本は、初戦でW杯2度優勝の南アフリカに34-32で逆転勝ちした。W杯では1991年の第2回以来6大会ぶり、24年ぶりの白星。初の8強入りに向けて、歴史的勝利でスタートを切った。

五郎丸「歴史を一つ変えた」 エディーJ、W杯2度優勝の南アに勝利〔2015年9月20日 sanspo.com〕

勇敢すぎるラストプレー、終了間際に逆転トライ

日本ラグビーが刻んだ新たな歴史は、試合時間80分を過ぎてからつくられた。ラストワンプレーで得た相手ゴール前左でのPK(ペナルティーキック)。PG(ペナルティーゴール)で引き分けに持ち込むことはほぼ確実にできたが、FLリーチ主将は迷わずスクラムを選択。スクラムからWTBヘスケスが逆転トライを奪った。終了間際のロスタイムにPGでの同点を選ばず、大逆転のトライを奪う勇気ある大金星だった。

エディー日本、南アに逆転大金星!勇敢すぎるラストプレーに世界感動

TV解説者は試合中に「信じられない」と連発

テレビ中継した英放送局ITVの解説者は試合中に「信じられない」と連発。次の試合の中継が始まった後も日本の試合を振り返った。

各メディアで「世界に波紋」「史上最大の番狂わせ」

ガーディアン紙は「W杯史上、比類のない試合。世界に波紋を広げた」と報道。デーリー・テレグラフ紙は電子版のトップで「史上最大の番狂わせ」と伝えた。

ラグビーW杯「史上最大の番狂わせ」英メディア、解説者は「信じられない」連呼

ラグビー発祥の地である英国にも大きな衝撃

BBC放送はニュースで繰り返し試合の模様を放送。「誰もこんな結果を予想しなかった。今回の勝利は2019年にW杯を初めて開催する日本をどれだけ勇気づけたか」と伝え、日本の大金星をW杯の6大衝撃事件のトップに置いた。

「歴史的勝利の桜の勇者」が世界でジャパン旋風 英6大衝撃事件のトップに

日本代表・エディーHC「最高のゲーム」「ベスト8が私の仕事」

2012年に就任した豪州出身の指揮官、エディー・ジョーンズHC(55)は、「W杯で南アフリカに勝ったのだから特別な気持ち。W杯の歴史の中でも最高のゲームだと思う。まだ終わっていない。ベスト8にいかないといけない。それが私の仕事」と口を結んだ。

エディーHC、劇勝は序章「まだ終わっていない。ベスト8が目標」

ハリポタ作者も「こんな話は書けない…」

世界中で大ヒットした小説「ハリー・ポッター」の作者J・K・ローリングさんからも驚きの声が。ツイッターに「こんな話は書けない」と記した。

ラグビーW杯「史上最大の番狂わせ」英メディア、解説者は「信じられない」連呼

【動画】勝利した歴史的瞬間の映像はコチラ〔World Rugby〕

【動画】ハイライトはコチラ〔Sports Bump〕

【動画】1分24秒から…ラグビーファン大興奮〔notjustballs〕

「アイルランドのラグビーファンがこれだけ興奮するくらいの凄さ」(東スポWEB)

【エディージャパン、これまでの偉業】

2012年 欧州勢にアウェー勝利 11月10日、ルーマニアのブカレストで同国と対戦し、34-23で勝利。日本代表として初の快挙で、続く11月17日のジョージア戦(トビリシ)も25-22で接戦をものにした
2013年 ウェールズに勝利 6月15日に秩父宮で対戦し、23-8で勝利。1週間前の第1戦(花園)でも18-22と善戦していた。両チームがテストマッチ認定した上での対戦で欧州6強国に勝つのは、史上初めてだった
2013~2014年 テストマッチ11連勝 13年11月15日のロシア戦から14年11月15日のルーマニア戦まで勝ち続けて記録。サモアやイタリアといった強豪国からの勝利も含む快記録となった
2014年 世界ランキング9位 国際統括団体「ワールドラグビー」の世界ランキングは、11月には9位まで上昇

W杯の奇跡!エディーJ、南ア撃破!終了間際に逆転トライ〔2015年9月20日 スポニチ〕

南ア指揮官「想像以上にショック」

日本勝利のオッズは34倍…南アの勝利は「確定的」と言われていた

英国の大手ブックメーカー・ウィリアムヒルは、18日の時点で、南ア戦での日本勝利の倍率を34倍とした。南ア勝利の倍率は、なんと1倍。同社は南アの勝利を「確定的」と分析。日本代表が目標にかかげる決勝トーナメント(ベスト8)進出は21倍。進出可能性の順位では20チーム中13番目に位置づけられていた。

南アの勝利「確定的」…日本勝利のオッズは「34倍」

世界ランキング3位の南ア…「国民に謝罪」

日本に敗れた世界ランキング3位の南アフリカ代表を率いるマイヤーヘッドコーチは、「国民に謝らなければならない」などと話し、屈辱の敗戦に唇をかめしめた。

知恵で打ち負かされた?南ア指揮官 日本に敗れ「想像以上にショック」〔2015年9月20日 スポニチ〕

南ア指揮官「想像以上にショック」「簡単な試合ではなかった」

英国のスポーツ専門チャンネル「スカイスポーツ」の電子版などによると、日本に衝撃の敗戦を喫したラグビー界の“巨人”の指揮官は「想像以上にショックだ。十分なプレーができず、受け入れがたい結果となった。すべての責任は私にある」。積極的なプレーを見せたものの、日本の守備陣が耐え「簡単な試合ではなかった」と振り返った。

知恵で打ち負かされた?南ア指揮官 日本に敗れ「想像以上にショック」〔2015年9月20日 スポニチ〕

南ア代表「知恵で打ち負かされた」脱帽する選手も

南アフリカ代表で、11年からサントリーサンゴリアスでプレーしているSHフーリー・デュプレアは「日本代表は南アフリカをターゲットにし、われわれよりもしっかりと準備をしてきたのだろう。知恵で打ち負かした」と脱帽した。

知恵で打ち負かされた?南ア指揮官 日本に敗れ「想像以上にショック」〔2015年9月20日 スポニチ〕

日本の健闘をたたえる地元メディア

敗れた南アチームへの批判よりも、日本の健闘をたたえる論調

南アのメディアは「史上最大の番狂わせ」と速報、「容易な開幕戦と思っていた人たちが打ちのめされた」と驚きを込めて伝えた。敗れた南アチームへの批判よりも、日本の健闘をたたえる論調が目立っている。

「容易な開幕戦」のはずが…南ア「打ちのめされた」 「勇敢な桜たち」たたえる ラグビーW杯

日本代表を「勇敢な桜たち」「ラグビーファンの記憶に残る勝利」

オンラインニュースサイト「ニュース24」は試合では「南アは主導権を握れなかった」と分析。日本代表を「勇敢な桜たち」と形容し「命懸けでタックルし、ラグビーファンの記憶に永遠に残る勝利を手にした」と手放しで称賛した。

「容易な開幕戦」のはずが…南ア「打ちのめされた」 「勇敢な桜たち」たたえる ラグビーW杯

19日、南アフリカ・ケープタウンで、ラグビーW杯の試合を見守るファン(ロイター)

19日、南アフリカ・ケープタウンで、ラグビーW杯の試合を見守るファン(ロイター)

ネットでも称賛、感動の声相次ぐ

「日本代表のミスの無さがすごかった」

「夢を見ている様だった」

「結果を出した時に日本が認められる」

「何度観ても大感動」

日本勝利の「すごさ」を例える投稿も続々

レスリングで「桐谷美玲が吉田沙保里に勝つくらいすごい」

世界を驚かせた日本の勝利のすごさをラグビーを知らない人に伝えようとする動きが、ネット上で広まっている。突拍子もないケースではレスリングで「桐谷美玲が吉田沙保里に勝つくらいすごい」というものまであり、歴史的偉業を目の当たりにした興奮が伝わってくる。

日本ラグビー金星は桐谷美玲が吉田に〔2015年9月20日 デイリースポーツ〕

ラグビーは番狂わせの少ないスポーツ…人々の興奮も大きい

もともと、ラグビーは番狂わせの少ないスポーツと言われている。接触プレーが多いため、実力のあるチームがそのまま勝つケースが大半で、それだけに人々の興奮も大きく、多様な“例え”につながっているようだ。

日本ラグビー金星は桐谷美玲が吉田に〔2015年9月20日 デイリースポーツ〕

サッカーや野球で言えば…

11人のクリスティアーノロナウドに…

ヤムチャがベジータに…

ガンダムで例えると…

ハリウッドで映画化…

世界一ワールドカップ勝率が低いチームが…

写真で見るエディージャパンの激闘

ラグビーW杯の南アフリカ戦の前半、トライを決めるリーチ(右下)=19日、英国南部ブライトン(共同)

ラグビーW杯の南アフリカ戦の前半、トライを決めるリーチ(右下)=19日、英国南部ブライトン(共同)

日本-南アフリカ 前半、タックルする畠山(手前右)=ブライトン(共同)

日本-南アフリカ 前半、タックルする畠山(手前右)=ブライトン(共同)

日本-南アフリカ 前半、タックルするリーチ(手前)=ブライトン(共同)

日本-南アフリカ 前半、タックルするリーチ(手前)=ブライトン(共同)

ラグビーW杯の南アフリカ戦の前半、トライを決めたリーチ(下)=19日、英国南部ブライトン(共同)

ラグビーW杯の南アフリカ戦の前半、トライを決めたリーチ(下)=19日、英国南部ブライトン(共同)

ラグビーW杯の南アフリカ戦の前半、トライを奪い喜ぶ日本と盛り上がるスタンドの観客=19日、英国南部ブライトン(共同)

ラグビーW杯の南アフリカ戦の前半、トライを奪い喜ぶ日本と盛り上がるスタンドの観客=19日、英国南部ブライトン(共同)

日本-南アフリカ 前半、リーチがトライを決める=ブライトン(共同)

日本-南アフリカ 前半、リーチがトライを決める=ブライトン(共同)

日本-南アフリカ 前半、トライを決め祝福されるリーチ(中央)=ブライトン(共同)

日本-南アフリカ 前半、トライを決め祝福されるリーチ(中央)=ブライトン(共同)

南アフリカ戦の後半、五郎丸(左)のトライに歓喜する日本フィフティーン=ブライトン(山田俊介撮影)

南アフリカ戦の後半、五郎丸(左)のトライに歓喜する日本フィフティーン=ブライトン(山田俊介撮影)

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