※画像と本文は関係ありません(Thinkstockより)

ETC“非”搭載車の値上げ検討…ネットで侃々諤々の大論争

国土交通省が、首都圏の高速道路で自動料金収受システム(ETC)を搭載せずに通行する自動車について、来年度にも通行料金を値上げする方向で検討を進めている。今月2日、産経新聞や産経ニュースがこれを報じると、ネットを中心に議論が過熱。非ETC車の値上げをめぐり、侃々諤々の論争に発展している。

《2016年度から非ETC車の通行料金値上げへ》
国交省は、首都圏の高速道路でETCを搭載せずに通行する自動車について、2016年度にも通行料金を値上げする方向で検討を進めている。ETC非搭載車はETC搭載車と比べ、料金徴収コストが5倍に上っており、受益者負担の観点から見直す。同省は15年夏をめどに料金の引き上げ幅や対象となる区間などの具体案を詰め、来春からの実施を目指す方針。

非搭載車の高速料金値上げへ

国土交通省が値上げする方向で検討中

国土交通省が、首都圏の高速道路で自動料金収受システム(ETC)を搭載せずに通行する自動車について、平成28年度にも通行料金を値上げする方向で検討を進めていることが分かった。

ETC付けないと大損に!? 非搭載車の高速料金値上げへ 首都圏のみ、国交省検討

ETC非搭載車はETC搭載車と比べ料金徴収コストが5倍

ETC非搭載車はETC搭載車と比べ、料金徴収コストが5倍に上っており、受益者負担の観点から見直す。ETCのさらなる定着とともに、詳細な渋滞情報を提供できる新システム「ETC2.0」の普及も促す狙いだ。

ETC付けないと大損に!? 非搭載車の高速料金値上げへ 首都圏のみ、国交省検討

すでに、各地の高速道路で割高な料金が設定されている

高速道路料金を現金で支払うことになるETC非搭載車はすでに、各地の高速道路でETC搭載車と比べて割高な料金が設定されている。

ETC付けないと大損に!? 非搭載車の高速料金値上げへ 首都圏のみ、国交省検討

人件費や現金を扱う機器などの維持管理費

現在では高速道路を利用する車の9割がETCを搭載しているものの、残り1割の非ETC車は人件費や現金を扱う機器などの維持管理費がかさみ、ETC車の5倍ものコストがかかっている。また、国内の保有台数ベースでのETC搭載率は5~6割程度にとどまっているのが現状だ。

ETC付けないと大損に!? 非搭載車の高速料金値上げへ 首都圏のみ、国交省検討

「非ETC車の利用負担に関する措置について検討すべきだ」

こうした現状を受けて、国交省が1月にまとめた高速道路利用に関する基本方針では「非ETC車の利用負担に関するさらなる措置について検討すべきだ」としていた。

ETC付けないと大損に!? 非搭載車の高速料金値上げへ 首都圏のみ、国交省検討

利用者はの反応は…

ETC非搭載車の通行料金値上げをめぐって ネット上で大論争が起こっている

ETC非搭載車の通行料金値上げをめぐって ネット上で大論争が起こっている

ETC非搭載車値上げ検討は「押し売り」か「当然か」 ネットで侃々諤々の大論争

「個人的には渋滞を減らすために「ETCのないクルマは値上げすべきだと思うけど、何万円もするETCの『押し売り』のようにも見えるなぁ…」(男性会社員)

都内に住む男性会社員(39)は今回のニュースに複雑な表情を浮かべる。自身のマイカーにはETCを搭載済み。年に数回、レジャーや帰省の際に高速道路を使うという、いたって普通のドライバーではあるが、非ETC車の値上げには違和感を覚えずにいられないという。

ETC非搭載車値上げ検討は「押し売り」か「当然か」 ネットで侃々諤々の大論争

ネット上でも強い関心

記事は早々に、「ヤフー!」のトップニュースにも取り上げられ、ツイートが約1500件、フェイスブックの「シェア」も約5000件に上った。最近トップニュースに掲載されたものの中でも、いずれもかなり多い数字だ。

ETC非搭載車値上げ検討は「押し売り」か「当然か」 ネットで侃々諤々の大論争

「ETC2・0」の本格普及に向け

将来的な検討課題として「義務化」を掲げている

国交省は非ETC車の値上げの先に、ETC搭載の義務付けも見据える。混雑状況に応じた料金体系の導入などサービス拡充を目指して、将来的な検討課題として「義務化」を掲げているのだ。

ETC非搭載車値上げ検討は「押し売り」か「当然か」 ネットで侃々諤々の大論争

「ETC2・0」普及を目指し

国交省は次世代型ETC「ETC2・0」の本格普及に向けた具体策も打ち出す。平成23年に運用が始まったETC2・0は従来のETCより広域の情報を得ることができ、渋滞回避や安全運転を支援する機能も持つ。現状ではほとんど普及が進んでいないものの、将来の自動運転を見据えた高度道路交通システム(ITS)の構築を進める足がかりになる可能性も秘める。

ETC非搭載車値上げ検討は「押し売り」か「当然か」 ネットで侃々諤々の大論争

ネット上では異論が噴出

義務化への課題として、国交省は高速道路の利用が少ないクルマへの対策やクレジットカードを持たない利用者への対応などを、「法制的課題」として挙げている。だが、ネット上ではすでに「利権が拡大するだけだ」「利用者置き去りの議論だ」との異論が噴出し始めている。

ETC非搭載車値上げ検討は「押し売り」か「当然か」 ネットで侃々諤々の大論争

《ETC2.0》

「ETC2.0」とは、いままでのETCの高速道路利用料金収受だけではなく、渋滞回避や安全運転支援といった、ドライバーに有益な情報を提供するサービスです。 さらに今後、街中での駐車場料金支払いや車両の入庫の管理などにETCの多目的利用が推進されています。
将来的には、まだまだ工夫することで新しいサービス展開の可能性があります。

ETC2.0の概要〔ETC総合情報ポータルサイト〕

注目まとめ

    アクセスランキング

    もっと見る

    ピックアップ

      どう思う?

      「どう思う?」一覧

      注目のテーマ