投稿見てヘコむ…でも止められないFacebookとの上手い付き合い方

友人の投稿が“リア充”アピールにしか見えない―。そんな悩みを裏付けるように、フェイスブックの「負の影響」を示す調査報告が海外で相次いでいる。とはいえ、退会するワケにもいかない人に解決の道はあるのか?

《日本と米国のFacebookユーザー割合》
ICT総研の調査では、日本のSNS利用者は2014年末に6023万人。このうちFacebookを利用していると答えた人の割合(複数回答)は39.9%で、LINE(47.6%)、Twitter(41.9%)に次ぐ人気だった。一方、米国ではSNSサービスのうち、Facebookの利用者が圧倒的に多く、成人ネットユーザーの71%が利用する。〔キャリコネ

こんな経験ある? 知人の投稿でヘコんだり、イラッとしたり…

「海外旅行いってきまーす!空港なう」投稿にイラッ

「しらべぇ」が男女572人を対象に行ったアンケート調査によると、29.7%の人が、海外旅行の出発前に空港で撮られた写真やチェックイン前の様子を伝えるFacebook(FB)投稿は「浮かれすぎ」と答えた。「『これからオレはお前らとは違う楽しい場所に行ってきます自慢』にしか見えない」といった理由が聞かれた。

【Facebook】空港着いたら写真あげてチェックイン!29.7%が「コイツら浮かれすぎ」〔2015年7月18日 しらべぇ〕

「BBQしました」投稿に“リア充アピール”を感じる

アンケートサイト「マインドソナー」が全国10~50代男女353名を対象に行った調査によると、約4人に1人(=24.4%)がFB「BBQ投稿」に“リア充アピール”を感じていることがわかった。

BBQ写真で「リア充アピール」を感じる割合は?リア充実感は◯◯県民がダントツ〔2015年8月18日 しらべぇ〕

「グチっぽいコメント」や「子供の写真」は正直、うっとうしい

「ファストアスク」がFBを利用する20~30代の男女222人にアンケート調査(複数回答)した結果、「ウザイ」と感じるSNS投稿内容の第1位は「愚痴っぽいネガティブなコメント」(35.6%)と判明。第2位は「頻繁に投稿される子どもの写真」(31.1%)だった。

「ウザイ」と感じるSNS投稿TOP10〔2015年4月13日 R25スマホ情報局〕

「得意げなドヤ顔」をしたプロフィール写真にうんざり

「gooランキング」が、20~30代男女各250名を対象に「ウザいと感じるFBのプロフィール画像ランキング」を調査したところ、1位は「得意げなドヤ顔」(12.9%)、2位は「恋人とツーショット」(12.6%)、3位は「顔の一部を隠す」(8.7%)だった。

ブロックしたくなる…「FBのウザいプロフィール画像10」〔2015年9月21日 女子SPA!〕

タイムライン上に知らない人への誕生日コメント…いったい誰?

FBでは、タイムライン上に、「友だち」による自分の知らない他人への誕生日メッセージが表示されることも。「しらべぇ」によるアンケート調査(男女596人)によると、これをうっとうしく感じる人はユーザーの52.3%で、実に2人に1人に及ぶ。

誰や!Facebookで知らない人への誕生日コメントが表示されるのがウザい人、52.3%〔2014年8月29日 しらべぇ〕

調査で判明…FBで不幸な気持ちになる人が多い事実

FB使用を1週間中断した人は、継続した人より「生活に幸せを感じる」(デンマークの研究会調査)

調査はデンマークの幸福研究協会が市民1095人を対象に行ったもの。対象者を2つのグループに分け、うち1つにはFBの使用を継続、もう1つには使用を中断してもらった。1週間後、中断したグループからは、日々の生活がより充実したとの声が聞かれ、88%が「幸せ」と回答。一方、使用継続側は同81%だった。

幸せな人生望むならフェイスブックやめるべき、デンマーク調査〔2015年11月11日 AFP〕

「友人の投稿を見ることで、自らの生活に不満を感じると答えた人は3人に1人」(独大学の調査)

ドイツのフンボルト大学とダルムシュタット工科大学の研究チームは、600人を対象に(1)FBの利用を通じて感じた嫉妬、(2)FBで目にする情報や生活に対する満足度‐の2点を調査。結果、最も腹立たしく感じる友人の投稿は、旅行の写真であり、自分の誕生日に受け取るメッセージ数や、自分が投稿に対する「いいね!」数・コメント数を、友人のものと比較することが嫉妬の感情を引き起こす主因であることも分かった。

フェイスブックが嫉妬心生む、友人の投稿で惨めな気分に=独調査〔2013年1月23日 ロイター〕

「FBの利用頻度が増えるほど、生活における満足感が下がる」(米大学の調査)

米ミシガン大学の研究チームはスマホでFBを利用するミシガン州の若者82人を対象に、1日5回、2週間にわたりメールでアンケートを送り、その時の感情や自分の人生に対する満足度を測る調査を行った。結果、多くの人が「FBを利用した後、気持ちが落ち込んだ」と答え、FBの利用頻度が増えるほど、生活における満足感が下がっていたことが判明した。

フェイスブックは若者の幸福度蝕む 「使うほど気分落ち込む」米研究チーム警告

「FBの長時間の利用とうつ症状に深い関連性」(米大学の調査)

米ヒューストン大学の研究者メイリー・スティアース氏は、友人と自分とを比較しがちなFBの使用とうつに関連性があると報告している。同氏は、「FBがうつを招くという意味ではなく、憂鬱な気分と、自分と他人を比較するFBの長時間の使用が密接に関連している」と説明する。

Facebook use linked to depressive symptoms〔2015年4月6日 Science Daily(英語)〕

FBはなぜ“重荷”と化すのか

米国では「FBは退席できない厄介な家族のディナーパーティ」との声

米国では、SNSのうち、Facebookを利用者がもっとも多い。しかし、一方で、若い世代では「実名によるFacebook疲れ」の傾向が顕著で、SNS「ミディアム」には19歳の男性の声として、FBは「僕らにとっては死んだようなもの」「退席できない厄介な家族のディナーパーティ」という酷評が掲載されている。

米成人ネットユーザーの7割が「フェイスブック利用者」 今後はどうなる?〔2015年1月21日 キャリコネ〕

日本では「FBが、mixiに次いで2番目に『気が重くなる』SNSツール」

「しらべぇ」がSNS利用経験のある日本全国20~60代の男女2004名に調査したところ、全体では3割弱が含むSNSを使いながら気が重くなった経験があると回答。さらに、LINE・Facebook・Twitter・mixiの4サービスのうち、FBはmixiに次いで2番目に「気が重くなる」サービスとの結果が明らかになった。

LINE・Facebook・Twitter・mixi…いちばん「気が重くなるSNS」はどれだ!?〔2015年9月25日 しらべぇ〕

「似た属性でつながった人たちが集まると、同調圧力が強く働く」(精神科医の香山リカ氏)

精神科医の香山リカ氏は「似た属性でつながった人たちが集まると、同調圧力が強く働く。たとえば誰かが『新卒一括採用はくだらない』というと、『意義があると思う』と言い出しづらくなる。SNS上では、ソーシャルなつながりによって縛られ、画一化されている」と分析する。

香山リカの「逃げる技術」/ “SNS”からの逃げ方〔2012年9月14日 PHP Online 衆知〕

人間には「他人が何を持っているかに注意を向けるという不幸な傾向がある」(デンマークの幸福研究協会)

デンマークの幸福研究協会のFBをめぐる調査(前出)は、「私たちには、自分たちに実際何が必要なのかに注意を向けるのではなく、他人が何を持っているかに注意を向けるという不幸な傾向がある」と結論づけている。

幸せな人生望むならフェイスブックやめるべき、デンマーク調査〔2015年11月11日 AFP〕

煩わしさを実感していても諸事情でやめられないアナタへ

使用を継続する上での3つの注意点(香山リカ氏)

  • (1)書き込む内容を選択する
  • (2)自分なりの使い方を決めて、周囲に伝える
  • (3)コミュニケーションは無条件によいことだという発想も、変える

香山リカの「逃げる技術」/ “SNS”からの逃げ方〔2012年9月14日 PHP Online 衆知〕

【投稿を部分的に「非表示」にする方法も】

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