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エナジードリンク飲めなくなる?カフェイン過多が問題化

眠気覚ましや元気づけで若者に人気の「エナジードリンク」。海外ではエナジードリンクによるカフェインの過剰摂取で死亡した例が報告されており、未成年者への販売を法律で規制した国もある。日本でも市場が拡大しているが、規制されたりすることはないのだろうか。

《エナジードリンク》
エナジードリンクは、カフェインやアミノ酸などの成分が入った炭酸飲料。日本では平成17年にオーストリアの「レッドブル」が販売され人気に火が付いて以降、「モンスターエナジー」や「ロックスター」など海外メーカーの商品が続々登場。最近では国産メーカーも開発に力を入れており、コンビニでは以前からある「リポビタンD」などの栄養ドリンクとともに棚の一角を占めるようになっている。

 若者に人気のエナジードリンク。カフェイン量の多さが問題になっている(川口良介撮影)

 若者に人気のエナジードリンク。カフェイン量の多さが問題になっている(川口良介撮影)

エナジードリンク飲めなくなる?カフェイン過多が問題化…米国で14歳少女死亡も

多量のカフェイン含む炭酸飲料

仕事中の眠気覚ましに…

日本では、仕事中の眠気覚ましにエナジードリンクを飲む人が多いが、海外ではウオツカやカクテルなどアルコールと混ぜる飲み方が大学生や若者の間で流行。「シュワッとして飲みやすく、酔える」のが人気の理由。

エナジードリンク飲めなくなる?カフェイン過多が問題化…米国で14歳少女死亡も

成長市場に競争過熱

2014年の市場は前年比30%近い伸びになるとされ、飲料業界の期待の分野だ。各社さまざまなアプローチで、成長市場でのシェア獲得を目指している。

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海外では規制も

未成年者への販売を法律で規制

スポーツイベントに広告を出すなど世界的に若者に向けた販売戦略で売り上げを伸ばしてきたエナジードリンクだが、リトアニアでは2014年11月、未成年者(18歳未満)へのエナジードリンクの販売を禁じる法律が施行された。

エナジードリンク飲めなくなる?カフェイン過多が問題化…米国で14歳少女死亡も

背景には

海外メディアの報道によると、未成年者に販売した者には約1万6000円以下の罰金が科されるといい、日本のアルコールやたばこの販売規制と似ている。背景には、エナジードリンクに含まれる多量のカフェインやタウリンなどの成分が依存症を引き起こすなど健康に影響を与える可能性が指摘されていることがある。

エナジードリンク飲めなくなる?カフェイン過多が問題化…米国で14歳少女死亡も

子供にも飲みやすく注意が必要

帝京平成大薬学部の斎藤充生准教授は「コーヒーは苦いので大量に飲もうとする子供はいないだろうが、甘い味付けのエナジードリンクは子供にも飲みやすい。気づかないうちにカフェインを大量摂取してしまう可能性があり、注意が必要だ」と指摘する。

エナジードリンク飲めなくなる?カフェイン過多が問題化…米国で14歳少女死亡も

《米国で「14歳少女死亡」》

米国で2011年、エナジードリンクを2本飲んだ14歳の少女が死亡する事故が報道されている。この少女は死亡までの24時間に「モンスターエナジー」(700ミリリットル缶)を2本飲んでおり、死亡原因はカフェインの過剰摂取による心臓の不整脈と診断された。少女が摂取したカフェイン量は約480ミリグラムだった。カフェインはコーヒーやお茶など天然の食品にも含まれる成分で、食品添加物としてはコーラなどにも使われている。少女が摂取したカフェインの量は、コーヒーだと5~6杯分に当たる。

エナジードリンク飲めなくなる?カフェイン過多が問題化…米国で14歳少女死亡も

エナジードリンクには基準がない

医薬部外品では認められないような量も…

飲料に含まれるカフェイン量は、「医薬部外品」である栄養ドリンク剤の場合は1日1本50ミリグラムまでと基準がある。一方、「清涼飲料水」であるエナジードリンクには基準がなく、医薬部外品では認められないような量が入ったものも売られている。

エナジードリンク飲めなくなる?カフェイン過多が問題化…米国で14歳少女死亡も

1本当たり180ミリグラムのカフェイン!?

東京都健康安全研究センターが市販飲料のカフェイン量調査をしたところ、最高で1本(500ミリリットル)当たり180ミリグラムのカフェインが含まれていたものもあった。

エナジードリンク飲めなくなる?カフェイン過多が問題化…米国で14歳少女死亡も

カフェインを過剰摂取すると

危険がいっぱい

内閣府食品安全委員会のファクトシートによると、カフェインの過剰摂取による人への影響として、心拍数の増加や興奮、不安、不眠症、下痢、吐き気、めまいなどが挙げられている。また、肝機能が低下している人では高血圧リスクが高くなることや、妊婦では胎児の発育を阻害する可能性が指摘されている。

エナジードリンク飲めなくなる?カフェイン過多が問題化…米国で14歳少女死亡も

1日当たりの最大摂取量を設定する国も

こうしたことから、海外ではカフェインの1日当たりの最大摂取量を設定する国もある。カナダでは健康な成人は1日400ミリグラム(コーヒーをマグカップ約3杯)までとしている。また、英国食品安全庁は妊婦は1日200ミリグラム以下にするよう助言している。

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大人が嗜好品として常識的な量を飲む分には問題ないが…

エナジードリンクも缶コーヒーも大人が嗜好品として常識的な量を飲む分には問題ないが、小さな子供には1本でも過剰なカフェイン摂取となる。家庭の冷蔵庫で保存する場合は子供が誤って飲まないような工夫が必要かもしれない。

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