「まじだった!俺ももうけた」ステマで広がる詐欺

(画像と本文は関係ありません、Thinkstockより)

「100万円くらいなら稼ぎ方教えます」…ネット上でこうしたうたい文句を見たことがあるだろうか。それは「バイナリーオプション」と呼ばれる金融取引を装った詐欺への誘導かもしれない。

《バイナリーオプション》
直訳すると「2択の選択」という意味を持つ為替金融商品の一種。3、4年前から個人向けで普及した。数分から数時間後の為替相場が、ある水準より高いか低いか二者択一で予想し、的中すれば購入額の最大2倍弱の払戻金を得られるが、外れれば払い戻しはゼロで、購入額がそのまま損失になる。投資初心者でも分かりやすい明快なルールで、少額からでも購入できると人気を集めている。

トラブル相談、昨年から急増

■30~40代の会社員が被害に

 国民生活センターによると、バイナリーオプション取引に絡む相談が2014年6月以降に激増している。30~40代の会社員らが数万円~30万円程度の被害に遭うケースが目立っているという。

「ニートでも週1000万」ステマで釣るバイナリー投資の甘い罠

■「600万円分取引しないと解約できない」

 ある40代女性は「投資金額と同じ額をプレゼントする」と言われ10万円を入金。途中で止めようとすると「600万円分の取引をしないと解約できない」と告げられた。解約のため免許証やクレジットカードの写真も送信したが、業者とは連絡が取れなくなった。

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ステマで取引サイトに誘導

■「ニートの俺が1週間で利益1000万超えw」

 「暴露30分で10万勝てる方法ww」「ニートの俺が1週間で利益1000万超えw」。誰でも一度はネット上でこのようなタイトルの掲示板を見たことがあるかもしれない。しかし、それはステマの可能性がある。

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《ステルスマーケティング(ステマ)》

 宣伝でありながら、そうでないように見せかける販売促進活動。「ステルス」は「こっそり行うこと」の意。一般消費者を装い、ブログや評価サイトで商品を好意的に紹介する行為などを指す。インターネットの掲示板では「ステマ」などと略されている。

のさばる無登録海外業者

■金融庁“お手上げ”状態

 トラブルになっているのは、無登録で営業している海外業者との取引だ。多くの無登録業者は、金融庁の警告を無視して日本国内で営業を継続している。罰則の実効性が不十分で、実際には“お手上げ”状態だ。

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■痛い目に遭う前に

 無登録の業者については金融庁がホームページで公表しており、取引する場合は、甘い言葉に乗せられて痛い目に遭う前に、少なくとも登録の有無を確認した方がよさそうだ。

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