初詣、いつまでに行けばいい? 参拝マナーをおさらい

正月行事の一つ「初詣」。年明けと同時に全国の神社や寺は大勢の参拝客でにぎわっている。初詣に出かけるにあたり、あたらめて知っておきたい参拝マナーなどについてまとめた。

《初詣》
新年に初めて神社やお寺にお参りし、旧年のご加護に感謝し、新年の幸せを祈願する行事。神道の年籠りが初詣になったという説と、恵方参りが初詣になったという説との2通りがある。現在の形の「初詣」が根付いたのは、明治の中期頃から交通の発達とともに広まったとみられている。

初詣に行く前に

いつまでに行くべき? 三が日か、松の内(7日まで)の間が一般的

特に決まりはないが、一般的には元日から3日までの「三が日」か、7日までの「松の内」の間に詣でる。松の内に詣でられなかった場合は、1月15日の「小正月」まで、遅くとも節分(旧正月。2016年は2月8日)までには詣でたい。

あなたが知らない初詣の疑問と作法、教えます〔2012年1月3日 日本経済新聞〕

神社と寺どちらに行く? どちらもOK…ただし忌中の場合は寺へ

神様のいる神社でも、仏様(ご本尊)のいる寺でもよい。ただし、忌中時(四十九日または五十日祭まで)は神社ではなく寺を選ぶようにしたい。お寺が死後の極楽浄土を説く場所なのに対し、神社は死を穢れ、忌むものとして扱うため。

知っておきたい初詣の作法と歴史〔2015年12月30日 HOME'S PRESS〕

まずは氏神や菩提寺へ行こう。その後に有名な神社仏閣へ

神社本庁広報センターの瀬尾芳也さんは「地域の守り神である氏神様にお参りするのが基本です」という。まずは地域の氏神(家の近くの神社)にお参りし、有名な神社仏閣はその後に行く。寺も菩提寺(自分の家が檀家となっている寺)があるなら、まずそこに詣でよう。

あなたが知らない初詣の疑問と作法、教えます〔2012年1月3日 日本経済新聞〕

初詣者数が毎年全国トップという明治神宮

参拝マナーおさらい

鳥居をくぐる前に一礼を。参道の中央は「神様の通り道」なので、なるべく歩かない

作法は神社や地域によっても異なるが、基本の手順は次の通り。
・鳥居(寺では山門)をくぐる前に帽子を脱ぎ、軽く一礼する。境内に手水舎があれば手や口を清める。
・前年のお守りやお神札、破魔矢などは「納札所」に納める。
・本殿に向かう際はなるべく左側を歩く。中央は「神様の通り道」とされ、混雑時以外は歩かないほうがよい。

初詣…手水舎あれば手、口清める〔2015年12月31日 読売新聞〕

手水舎では左手→右手→口の順に清める。柄杓に口をつけるのは厳禁

以下のフローをひとすくいの水で行う。
1.右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水をくんで左手に水をかけて清める
2.柄杓を左手に持ち替え右手を清める
3.柄杓を再び右手に持ち替え、左手に水をためて口をすすぎ、左手を再度清める
4.柄杓を縦に持ち、柄の部分まで水を流し清め、元の位置に戻す

2016年を最強の1年にするための正しい初詣〔2015年12月31日 東洋経済ONLINE〕

賽銭は投げない。神社での参拝は「二拝二拍手一拝」が一般的

参拝の手順は次の通り。
1.賽銭は投げ入れず、賽銭箱に落とす(金額に決まりはない)
2.鈴を鳴らす(ある場合)
3.二拝二拍手一拝(2回お辞儀、2回柏手を打ち、住所、名前、感謝の意を述べ、最後に一礼)※寺では拍手を打たずに合掌

2016年を最強の1年にするための正しい初詣〔2015年12月31日 東洋経済ONLINE〕

お守りやおみくじは参拝後に求めよう。持ち帰っても結んでもOK

お守りやおみくじは参拝を終えてから授与所などで求める。おみくじの吉凶は一般的に、大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶>大凶の7種類。持ち帰っても時折読み返してもいいし、神社に結んで残してもいいが、決められた場所に結ぶこと。凶は境内の所定の場所に結ぶことで福に転じるといわれることもある。

知らなきゃ恥? 年末年始のしきたり・慣習ランキング〔2014年12月21日 日本経済新聞〕

ネットで広がる“勝手な”参拝方法

「賽銭が神職に届けば願いが叶う」「しめ縄に刺さされば良いことがある」⇒非常に危険

「お賽銭が神職まで届けば願いが叶う」「しめ縄に刺さったら良いことがある」など、賽銭に関する間違ったマナーがネットで話題になっている。どちらも建物や神職の方を傷つける可能性があり、他の参拝者にとっても非常に危険。拝殿まで来たら一礼、静かに賽銭を入れよう。

嘘マナーにご注意!正しい初詣マナーをおさらい〔2015年12月26日 ママテナ〕

「神域の木に抱きつくと御利益がある」⇒木の生育に影響も

神話やパワースポットブームで「神域の木に抱きつくと御利益がある」と、ご神木などに抱きつく参拝者が増えている。ヒールで根が踏まれるなどし、木の生育への影響が懸念される。樹木医の古川元一さんは「枝の先に立って、葉が発した新しい空気を吸い込むだけで、木のエネルギーに触れることができる」とアドバイスする。

わがまま勝手な参拝で神社悲鳴…ご神木に抱きつき、川に投銭 マナー守って初詣を

初詣、都道府県別の1位を紹介

人出の全国1位は明治神宮、次いで川崎大師と成田山新勝寺

【北海道】北海道神宮=80万人
【青森県】善知鳥(うとう)神社=15万人
【岩手県】盛岡八幡宮=20万人
【宮城県】竹駒神社、塩釜神社=いずれも45万人
【秋田県】太平山三吉神社=10万人
【山形県】山形県護国神社=13万人
【福島県】開成山大神宮=23万人
【群馬県】少林山達磨寺=11万人
【栃木県】春日岡山惣宗寺・佐野厄よけ大師=100万人
【茨城県】笠間稲荷神社=80万人
【埼玉県】氷川神社=205万人
【千葉県】成田山新勝寺=301万人(全国3位)
【東京都】明治神宮=319万人(全国1位)
【神奈川県】川崎大師平間寺=306万人(全国2位)
【新潟県】弥彦神社=30万人
【富山県】日枝神社=23万人
【石川県】尾山神社、気多大社=いずれも20万人
【福井県】成田山福井別院九頭龍寺=21万人
【山梨県】武田神社=15万人
【長野県】善光寺=45万人
【静岡県】三嶋大社=60万人
【愛知県】熱田神宮=232万人
【岐阜県】伊奈波神社=70万人
【三重県】多度大社=50万人、伊勢神宮=41万人
【滋賀県】多賀大社=49万人
【京都府】伏見稲荷大社=277万人(全国4位)
【大阪府】住吉大社=235万人(全国5位)
【兵庫県】生田神社=155万人
【奈良県】春日大社、橿原神宮=いずれも70万人
【和歌山県】熊野本宮大社=31万人
【鳥取県】宇倍神社=7万人
【島根県】出雲大社=60万人
【岡山県】最上稲荷・妙教寺=60万人
【広島県】広島護国神社=60万人
【山口県】防府天満宮=43万人
【香川県】金刀比羅宮=20万人
【徳島県】大麻比古神社=26万人
【愛媛県】石手寺=24万人
【高知県】潮江天満宮=21万人
【福岡県】太宰府天満宮=200万人
【佐賀県】佐嘉神社=35万人
【長崎県】諏訪神社=20万人
【熊本県】藤崎八旛宮=35万人
【大分県】宇佐神宮=50万人
【宮崎県】宮崎神宮=26万人
【鹿児島県】照国神社=35万人
【沖縄県】沖縄県護国神社=27万人

初詣ガイド 日本各地のオススメはここ! 都道府県別・人出トップの寺社を紹介

《申(さる)年 豆知識》

2016年は申(さる)年。猿は「去る」と掛け、厄や病が去るとして縁起のよい動物とされており、神獣として祀る寺社もある。ちなみに申年は「赤い下着を贈ると病が治る」「申年に贈られた下着を身に着けると元気になる」という風習が伝わる年でもある。

サル年で厄も去る?〔2015年12月30日 HOME'S PRESS〕

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