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恥知らずな朴政権 一連の銃弾提供問題で韓国軍のメンツは丸潰れ…

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産経新聞

 韓国・朴槿恵(パク・クネ)政権の異常性がまたあらわになった。南スーダンでPKO(国連平和維持活動)に参加する陸上自衛隊部隊が、韓国軍に銃弾1万発を無償提供した件で、韓国外務省は「日本に直接要請していない」と発表し、一切謝意も表明しないのだ。安倍晋三政権は韓国軍が直面する危機を案じて、批判覚悟で銃弾を譲渡したのに、反日一辺倒の朴政権には「感謝」や「礼儀」といった感覚はないようだ。

 「韓国政府は明らかに嘘をついている。(反日を掲げる)朴政権としては『日本に要請した』『日本に助けてもらった』といえばメンツを失う。国内の反発を恐れて本当のことが言えないのだろう」

 『東アジア「反日」トライアングル』(文春新書)の著書がある、筑波大学大学院の古田博司教授(朝鮮史)は、こうあきれた。それにしても、韓国外務省の趙泰永(チョ・テヨン)報道官が24日に行った記者会見には、多くの日本人が歯ぎしりをしたはずだ。

 日本からの銃弾提供について、趙氏は「追加の防護力を確保するため、国連南スーダン派遣団(UNMISS)に弾薬支援を要請し、UNMISSを通じて支援を受けた」といい、直接要請していないと強調。自衛隊から韓国軍への迅速な支援への評価も避け、謝意も示さなかった。

 さらに、銃弾提供が日韓関係改善のきっかけになるのではないかとの質問には、「韓国政府は(日本の)歴史認識問題については、原則に立って毅然と対応する」と、関係のない日本批判まで持ち出し、突き放した。

 これだけではない。朝鮮日報は25日、韓国政府高官の話として、韓国政府が外交ルートを通じて「(銃弾提供を)政治的に利用している」と、日本に強い遺憾の意を伝えたと報じた。

 まさに、恩を仇(あだ)で返す、恥知らずの対応といえそうだ。

 これに対し、菅義偉官房長官は24日の記者会見で、「国連、韓国から要請があった。それがすべての事実だ」と語った。

 PKOで南スーダンの首都ジュバ滞在中の陸上自衛隊派遣施設隊の隊長、井川賢一1等陸佐も同日、小野寺五典防衛相にテレビ電話で一連の経緯を報告した。

 それによると、現地時間21日夜、東部ジョングレイ州ボルに展開する韓国隊の部隊長から電話があり、「ボルを守る部隊は韓国隊だけで、周りは敵だらけだ。弾薬が不足している。1万発の小銃弾を貸してもらえないか」と要請があったという。

 南スーダンは民族対立を背景とした戦闘が地方に拡大し、内戦の危機に陥っている。ボルには、約1000人の反乱軍部隊が接近しているうえ、武装集団も横行し、人道支援関連の施設への襲撃・略奪が多発していた。

 韓国側は現地部隊が装備している銃弾数について「1人当たり15発」と、日本側に具体的な説明して窮状を訴えた。韓国軍の保護下で、1万5000人もの避難民が危険にさらされていた。

 安倍政権は「人命の危機」という現実を前に、「人道性が極めて高い」「緊急性が高い」として、今回の銃弾提供を武器の輸出を禁じた武器輸出三原則によらない例外扱いにすると決断。陸自は1発約80円の銃弾1万発を国連を通じて無償で提供した。

 輸送後の23日夕には韓国の部隊長から電話で「今空港で弾薬を受領した。この弾薬は日本隊と韓国隊の強い絆の象徴で、ジュバを訪れることができれば改めて感謝をお伝えしたい」と謝意を伝えてきたという。

 ところが、朴政権は、国内世論向けに日本との親密さを隠すためか、事実をねじ曲げて、開き直っているのである。

 前出の古田氏は「朴政権は経済政策などで失敗が続き、本来、PKO部隊を出す余裕もないはず。ただ、国連には韓国出身の潘基文(パン・ギムン)事務総長がいるため、大風呂敷を広げてしまった結果がこのザマだ」と分析する。

 韓国軍の部隊長が語ったという「自衛隊との強い絆」も嘘なのか。

 航空自衛隊南西航空混成団司令を務めた佐藤守・元空将は「自衛隊と韓国軍はお互い『国のために命をささげる』という共通理解がある。政治が介入するとおかしなことになるが、現場同士の関係は堅密だ。韓国政府の発表は事実をゆがめたもので、部隊長の証言が正しいのだろう」といい、朴政権をこう批判する。

 「そもそも、軍事的な常識から見ると、現場で弾薬不足に陥ること自体が異常だ。前線に赴く際には準備を万端にしていく。ずさんな計画見積もりだったか、想定外の事態があったか…。韓国政府の『予備弾薬のため』という発表は、自国の軍隊の不手際を国際社会に喧伝しているようなもの。韓国軍はメンツまる潰れで、恥の上塗りだ」

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